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すふぉるつぁんど

主に魔法少女育成計画について書き残していくブログです。基本的に生き残り魔法少女は全員熱烈に応援しています。平気でネタバレをやります。

起きるべくして起きたことか(ACESネタバレ)

 

つまりいわゆる天罰か。はともかくとして、

ACESの感想ではなく、ACESでのプフレについての感想です。

ACESの感想書きたいんですが、エピローグ直前のあの挿絵が頭をよぎった瞬間に一回思考がフリーズするので、ACES全体の感想を書くにはまだ時間がかかるかなという感じです。

 以下ネタバレ。

 

まあプフレについて考えるのもすごく苦しいんですが、貴重な機会だけに気合を入れていこうと思います。

苦しいならシャドウゲールについての感想をのんびりと書けばいいかなと思ったけれど、それはそれで結局つらいので。金髪巻き毛ロリにシャドウゲール持っていかれるとか、プフレさん屈辱なのではないでしょうか。それはキレる。

 

ACESの次の巻、もしくは次の次の巻、もしかすると次の次の次の巻あたりで、もしも奇跡が起きて生きているプフレが生きているシャドウゲールの救出に成功したとして。

捕まっていた時にひどい目に合わなかったかい、ってプフレが、平静をどうにかこうにか装いながら、もしくはもう全身からよかったよかったという思いを放出させながら尋ねたとして、シャドウゲールは何て答えればいいんだ。

 

ゲームやってましたと正直に答えていいものか。時々幽閉されてること忘れてましたと照れ笑いして、果たしてお嬢は笑い返してくれるのか。シャドウゲールの魔法少女育成計画ACESはそれでよかったのか。

 

しかし、今回登場したたくさんの魔法少女のエースのなかで、もっとも際立ったエースとはやっぱりシャドウゲールのことですね。レア度♡4つの魔法のなかでは魔法の国に干渉できる程度には中々に凄い魔法ですしね。もっと便利な魔法少女ゴロゴロ居るだろっていうアレは次巻を待つばかりですね。

プク派の元から生きて帰れるんだろうか。非常に申し訳ないが幸子は助からないでくれ。

 

 

それはそれとして。

ACESのプフレは、新鮮かつ想像を裏切らない、という非常に際どいことをやってのけました。

 

初めてのプフレ視点です。ついについに解禁です。

restartからこっち一切自分の思考を読者に見せる事のなかったプフレさんですが、シャドウゲールが誘拐され、横で感情を推測してくれる子が不在となったタイミングでやっと視点を持ってくれました。

 

プフレ視点。

◇プフレ、という表記に異様に心が跳ねたのを覚えています。(そういえば、今までずっと☆だった視点者を示す記号が今回は◇でした。ダイヤマーク?)

自分の薄暗い想像では、プフレが視点を持つときといえばシャドウゲールが死んだとき程度のものだろう、とつらく思っていたので、こういう比較的平和(大事件)の時に視点を持ってくれてよかった。まだ心穏やかに見ることができました。

 

期待しつつ読んだら、(残念なことに)プフレは護への感情を全力で制御していました。

本当は居ても立っても居られない程度には心配でしょうに、その気持ちの一切を封じ込めて交渉に応じる姿に改めて化物だなあという思いがよぎります。これこそがプフレだなという思いも。

 

プリンセス・デリュージのことも、フレデリカのことも、リップルのことも、すべて忘れてしまっているプフレ。

そこに何かしらの違和感がある事は本人も理解しているのですが、考えても考えても、答えに辿り着く前に記憶の齟齬が修正されてしまう。

最終的に彼女の口から出た「なにが危険なのかさえよくわからないからね」というセリフが痛ましい。「わからない」という言葉がプフレから出ると、やはり少し動揺します。

 

それにしてもプフレとデリュージの挿絵が可愛らしい。プフレが対外的なもの(というか完璧な敵方)と相対するときの、とっときの微笑みですね。いや適当言ってますが。

彼女がACESで見せた最後の「にっこり」もぜひとも絵として見たいのでACESアニメ化してくださいアニメ。

 

で、話は進んで、デリュージにシャドウゲールを押さえられたプフレ。自分の弱味がシャドウゲールであることをきちんと自覚しているので、「シャドウゲールという魔法少女の存在」自体もできる限り伏せようとしていたようです。この描写、restart、JOKERSでも見られていましたが、プフレの口からきちんと意図したものとして出てきてくれたのはありがたい。推して図ることの答え合わせをほとんどしてくれないプフレさんなので。

 

恐らくはJOKERSで大事になったタイミングで、いろんな(見つけられるとかなり困る類の)人にシャドウゲールが見つかっているのと、プフレが追い詰められて記憶を実質捨てたこと。

この二つが、プフレにとっては致命的な巡りあわせになってしまいました。「後手に回らされた」ということで。天罰かな。この辺に関しては、また別記事で書きます。タイトル詐欺です。

 

 

記憶がないらしい、ってことに気付く時点で、プフレが三代目ラズリーヌの魔法を推論で破りつつあつことがわかります。以前の記憶封印時は「試験官、誰だっけ、まあいいか」で流してくれていたのに、さすがに一筋縄ではいきません。

でもこのタイミングでフレデリカの存在に思い至れていればまだ、と思っても仕方ないのですが。つくづく今回のフレデリカは絶対安全圏です。

 

みっちゃんとの会話、二人ともあたまがよい雰囲気がでていてたいへんよいと思います(頭の悪い発言)

エリート魔法少女をきちんと高く評価することについては変化なしですね。

 

プフレお抱えの魔法少女三人部隊全員好きなので、結果としてプフレのことも好きです。ベテランが好きです。

パトリシアちゃんの「落としたら消される」発言から始まり、ボス呼びしてる人事ちゃんチームが非常にかわいいです。

 

 

感傷的になっていることを自覚して、その意識を沈めるプフレ。最高です。

自嘲気味なプフレには完全に初めましてです。ドラマCDの「露骨に焦るプフレ」以上に初遭遇です。これはかなり精神が追い詰められているなあ。

「何かが足りていないということはわかっているのに、その何かがわからない」というのが、また、胸に来ます。「わからない」を持て余しているプフレを見ているのはやっぱり辛い。人間味に溢れていて、嬉しいんですがつらい。

 

恐らくは、記憶喪失について齟齬のないようにしているために、プフレさんの頭は「この状態で考えれば答えが出る(記憶さえあれば)」ってところで止まっていたのではないでしょうか。

そこから、時間がないこのタイミングでもう一回「知っているはず」「知ろうとしていたはず」の情報を引き直す決断をするプフレが好きです。限りなく正解だ。

 

 

そしてニンジャから正解に辿り着くわけです。フレデリカさんがもうちょっと早くにリップルを手放していたら、プフレは完全に詰んでいたのではないでしょうか。

リップルの他に拾う要素がないです。これはフレデリカさん、いずれ後悔させられるかもしれない。

 

limitedの事件に辿り着いて、「潔白である」立場から自分がこの事件に間違いなく首を突っ込んでいたであろうことを推測するプフレを惚れ惚れとして見ていました。こういう記憶の再取得法を出してきたかー。

 

某氏も仰っていましたが、「自分自身の本質については誰よりも精通している」このあたりはすごく、フレデリカさんと似ています。言い方が微妙に自己嫌悪めいていつつもそうでないあたり特に。

プフレという魔法少女・人小路庚江という人間を、自分自身を、どこかよくわからない視点から見ているあたりもよく似ています。

このlimited事件とリップルに気付いたタイミングで、フレデリカさんのことも留意しただろうか。そこはまた別の記事で。

 

そして同時に、「推測」のみでプク・プックの意図に迫るプフレ。正直行動としてはほぼ手遅れでしたが、それでも何処かに電話をかけてました。

「あ、そうか。」という口調、好きです。ACESはつくづく、人間らしいプフレと非人間っぽいプフレの両方が見れて、嬉しい限りです。

 

電話の先。電話の先は次巻に続くという感じですね。個人的に、クランテイルだったらいいなあと思っています。人事の内側でもなく外側でもなく、信用のおける魔法少女。嘘を吐かない「良い魔法少女」。

シャドウゲールが「できるだけこういうことに関わらせたくない」と言っていたクランテイルを、プフレは躊躇いなく使おうとしちゃうの、すごく「らしい」なあ って想像です。

いやそれはともかくとして、そろそろ本気でクランテイルさんに会いたいです。元気にしているだろうか。非人間魔法少女が大好きなので、クランテイルさんも大好きです。

 

「こんばんは、私はデリュージの友達だよ」

よくも言えたなそんなセリフ。

 

プフレとブルーベルちゃん。よく喋ってました。ACESの続編でブルーベルががんばるのだろうかという淡い期待を抱いています。

プフレが彼女について下した「嘘が吐けない」「良い魔法少女」というような評価(と、もう少し心の中でいろいろ考えてそうですが)がどういう展開を見せるのか楽しみです。

デリュージ関係で利用する気でいっぱいの気がしますが。

物凄く自制しているようですが、身内を殺してシャドウゲールを誘拐したって時点でデリュージのプフレ内ギルティ度すごいことになってるかと思われます。ゲールがデリュージの管理下になくなった時点で「協力する」から「利用する」まで落ちてそうだ。大丈夫か。

 

 

プフレの微笑みには苛立ちと怒りがたっぷりと込められていて、でも微笑んでいた。

「(中略)我々はいよいよもって強く手を取り合わねばならないのだから」

 

この部分。完全にキレちゃってるプフレの微笑み、すごく好きです。作中で二番、二番目くらいに好きでしょうか。ACESは好きなところが多くて困ります。

プフレがまだ社会性を保つ必要がある段階(完全な詰みではない)で、激怒している時、その時は笑って怒りを示すんじゃないだろうかと思ってましたが本当ににこにこしていた。詰んでたらもう無表情なんではなかろうか。

 

でも本当に、完全に詰みになるまで後手に回らなかったのがえらいです。あれだけ負債あって、ACESの一巻で大体取り返したらしいのは純粋にほっとします。

しかし、大体取り返した結果金髪巻き毛ロリに自分のすべてと言えるものを掠め取られ、しかもあと一歩詰められていたら確実にそれが殺されてた、まで行けばまあ当然キレます。

 

どうやってここから挽回するつもりなんだろうか。

恐らくはACESの続巻はほぼ直後そのままから続くのではないかと思うんですが、ということはまたキレてるプフレが見られるんでしょうか。楽しみです。

 

 

 その他。

シャドウゲールお姉ちゃんは次巻でもうちょっと気概見せてください。と思うんですが、見せられると死にそうなのでほどほどで良いです。

 

今回のプフレは頑張ってる上に人間味もあって非常に良かったです。かなりいい塩梅に痛い目を見たので、limitedでしでかしたツケは大分払えたのではないでしょうか。まだ。はい。

 

小学生かのまもについては最高でした。夢でも見ていたのではないか。

ああいうエピソードはrestartの頃を思い出して非常に幸せです。プフゲルだけに関していえば、今回はプロローグさえ除けばかなりrestart,episodesに近い空気をもった二人でした。 

 

 プク・プックとプフレ。

身内を大切にし、叶うならば守り、しかし必要に迫られれば切り捨て、己の最も大切なもの(魔法の国、魚山護)を救うあたりが似ていますが、プクは少し浮世離れしすぎていて不気味です。

 

JOKERSではスノーホワイトvsグリムハートの直接対決があっただけに、見たい。プフレvsプク・プック。三賢人を各個撃破する魔法少女たち。もう一人をやっつけるのは誰でしょうか。リップルかな。見たい。

 

見たい。感想としては以上です。