すふぉるつぁんど

主に遠藤浅蜊著「魔法少女育成計画」シリーズについて書き残していくブログです。

まいにち魔法少女2日目:ブルーベル・キャンディ

 さて本日のまいにち魔法少女です。

 一応乱数を生成し終えて名前も振り当てたので、これから81日分いつどんな魔法少女が来るかは既に決定してます。時々ここが連番か……とかこの魔法少女がこのタイミングで来るのか…………とかそういう運命的なめぐりあわせがあったんですけどまあお楽しみという事で。

 今日のナンバーは72。後半も後半なのでこれはACES組だなあとワクワクしつつ調べたところブルーベル・キャンディでした。おおあううえええ……。

 がんばります。あたりまえですがACESネタバレです。

 

 

  ブルーベル・キャンディ。登場作は「魔法少女育成計画ACES」。言わずと知れた表紙魔法少女の一人です。

 今回表紙の法則(表紙魔法少女スノーホワイト(生存)→ペチカ(死亡)→シャドウゲール(生存)→トプスピ&ラズリーヌ(死亡)→7753(生存)→ウェディン(死亡)→袋井魔梨華(生存)と続く生と死のループ なお特別編集版無印は華麗に無視するものとする)

 が適用されるとすると死んでしまうのだろうかと思っていましたが死にませんでした。謎多い現段階で死なれても困るんですが。

 

 

 初めてACESの表紙を見た時、何となく不安になる笑顔だな……と思っていました。読後にもう一度見直してみると「不穏」「不気味」「後味が悪い」といった、ACES本編の味わいをそのまま伝えてくれる素晴らしい表紙だと魅力を再確認しました。 

 本編ではほとんど活躍していない(と言えるでしょう)のに表紙になっている上に、キャラクター紹介では眼を閉じているけれど表紙では開眼して不敵な微笑みを浮かべている、というのがまた不穏です。

 これはきっと彼女にはACESでは描かれなかった裏の顔があったり、次巻で「ああ、ブルーベルはACES表紙になるだけの大活躍をしていたんだなあ」と思わせるような影の活躍があったりするんでしょう!

 

 自分はブルーベルのキャララフ絵が出た当時からブルーベル・キャンディ=三代目ラピス・ラズリーヌ説を推して推して推しているので、そういう方向の期待をしています。はい。

 

 

 ブルーベルの外見について。オシャレに可愛くて好きです。比較的低露出魔法少女と言えるのではないでしょうか。片手袋がシックでセクシーです。スカートやら肩部やらについているあのひらひら度が高めのフリルの正式名称って何なんでしょう。

 

 そして出ました。グリーンアイド魔法少女!赤眼青眼がわりかし多目なまほいく魔法少女界隈で、緑の目を持つ魔法少女っていうのは実はレアいです。自分の色覚に頼っていいなら、ブルーベルのほかに緑の目を持つ魔法少女は、7753、プリンセス・テンペストの二人しかいないのではなかろうか。

 背中にくっつけてるスズランは毒を持つことで有名なんですが不穏だ。ブルーベルが本当に三代目だったりしたら、デリュージ&ブルーベルという2人の潜在的フレデリカ陣営魔法少女を自陣営に取り入れてしまっているプフレが詰まないかと心配です。

 

 

 さてそんな大人可愛く不穏なスマイルでACES表紙を飾るブルーベル。

 JOKERSを経て抜け殻状態だったデリュージを気にかけ、デリュージが知りたがっていることは何でも教えてやり、行きたがっているところにはどこにでも連れて行ってやったり、すごく世話を焼いていました。

 そんなこんなのうちにデリュージが地獄から蘇ったシャッフリンハンターとして復活した大事件が起きて、それからは必死でデリュージを追いかけていました。

 少なくとも彼女の視点からは、精一杯デリュージを元気づけ、励ましてあげたい、危険なことはさせたくない、守ってあげたい(!)という純粋な思いしか伝わってきません。

 

 泣きそうになりながらもデリュージちゃん、デリュージちゃん、と付きまとい、彼女が無茶をしないように自覚してストッパーとなり、そして「ずっと一緒にいるから」と、デリュージには帰る場所があるんだよということを懸命に伝えようとしています。いじらしい。どう見てもいい子っぽい。いい子っぽいんですが……。

 

 

 そんないじらしいブルーベルは、クローバーのエースという間違いなく強力であろうシャッフリンⅡと鉢合わせし、絶体絶命……と思いきや二攻撃を華麗に躱してノーダメージで逃げおおせてます。普通の戦わない魔法少女には、自称「殴り合いが得意というわけでもない」魔法少女には無理だと思うんですがそれ。

 

 もう一つちなみにブルーベル、半年前から研究部門にサラリーマ法少女として事務的な作業をする子として配属されたそうですが、どうやって配属されたのか、そもそもどうやって魔法少女になったのかさえはっきりと覚えていません

 

 もう二つちなみにブルーベル、デリュージが飴玉を舐めた後から何故か「全然似ていないはずなのに」ブルーベルちゃんとプリズムチェリーやピュアエレメンツの仲間たちを重ねて見てしまい、突き放すことができなくなっています。

 デリュージはシャッフリンにさえもピュアエレメンツを重ねちゃう精神状態なのでこのへんは何ともですが。

 

 

 いや……これは……はい。

 うううう自分はブルーベルが「必要とされたい」と感じ「帰る場所になってあげたい」と願っていて、そして実際デリュージからは必要とされていて「ブルーベルには後戻りできる場所にいてほしい」と思いやられているという二人の危なっかしくもけなげな関係性が実際かなり好みなんですよね。

 ブルーベルもただ無責任に戦場に踏み入って危険に巻き込まれるというわけじゃなく、きちんと自分の身は自分で守れるというところはすごく好きで。

 

 でも……ここまで胡散臭いとさすがに……。

 ブルーベル=三代目説を推しておいてなんですが、ブルーベルとデリュージの関係性が自己洗脳とキャンディによる洗脳のダブル錯覚なんていうつらく苦しい展開があったりするとつらいので、つらい、つらいので、ブルーベルについて考えるのをACES読後から意図的にストップさせていたんですが、2日目に来ちゃったからにはブルーベルについて書くわけで、ああブルーベルは可愛い。

 とても困っています。

 

 

 えっと、あとは好きなイラストについて。これは表紙ですねやっぱり。緑の目カワイイ。ブルーベルってあんな表情もできるんですね……。

 

 最後に好きなセリフについてです。迷わず「デリュージちゃん、もうやめようよ」です。地獄から蘇った略のデリュージが、逃げ惑うシャッフリン達とピュアエレメンツの最期を重ねてぐるぐるぐちゃぐちゃになっていて、殺せなくなって、三又槍を振るう手が止まってしまって。

 その瞬間にかけられた静止の声としてのセリフですが、デリュージはその声に動揺して手が動き、殺すのを躊躇っていたハートのシャッフリンを屠るわけです。あの辺のぐちゃぐちゃデリュージと救いになりたいしなれてるんだけどなりきれないブルーベルがすごく好きです。遣る瀬無いよいセリフだと思います。

 

 というわけでブルーベルちゃんは以上です。盛大に文字数はみ出ましたがまあ3000文字をオーバーしなければ平均的ということにしようと思います。3000文字はみでたらさすがに贔屓が過ぎるので削ります。