すふぉるつぁんど

主に遠藤浅蜊著「魔法少女育成計画」シリーズについて書き残していくブログです。

まいにち魔法少女5日目:うるる

 

本日のまいにち魔法少女です。ナンバーは67、誰かと思えばうるるでした。

うるる!うるると言えばACESキャララフ段階で一番ツボだった魔法少女です。赤い目の魔法少女がやっぱり好きで、小柄でかつ困りめの無表情という立ち姿にベテランオーラを感じてわくわくどきどきしていました。

当然当然ACESネタバレ注意です。

 

 

 

キャララフ話の続きですが、わくわくどきどきするのと同時に死にそうだなーと思ってました。あからさまに強そうな子は軒並み脱落する……魔梨華ちゃんは生存しましたが、まあ殆どは脱落するまほいくです。この子もそういう枠なのかなと想像してました。

あとはキャララフ段階では完全に牛モチーフだと思っていたので牛ちゃん牛ちゃんと呼んでいたんですが狼少女でした。ああーー完璧に騙された!

 そしてそんなに強キャラじゃなかった!騙された!

 

とても外見が好みです。恐らく自分は低-中露出魔法少女が好みなので、首まで隠して生足も隠してな超低露出っ子のうるるはとてもツボです。そしてけもみみ!けもしっぽ!ちょいちょい付いてる赤い実のアクセサリー(謎)!しっぽリング!コスチュームのすみっこにオオカミマーク(SD立ち絵でも確認できるけど初見気付かなかった)!あとそばかす。そばかす!!外見が好みです!

キャラ紹介の段階ではこれはスノーさんと敵対する激ヤバ手練れ魔法少女ちゃんかなとソワソワしていたのですが、いい意味でその想像は裏切られました。好きです。

 

 

ところで三人で構成された魔法少女グループってACES以前はまほいくではそんなに見かけなくて、最初から三人だった組に限定するとrestartの「プフレ・シャドウゲール・マスクド・ワンダー」組、JOKERSの「フィルルゥ・ウッタカッタ・カフリア」のフリーランス組しかいないのではなかろうかという感じでした。

 それが今回のACESでは「うるる・スノーホワイト・中野宇宙美」で構成されたプクチーム、「うるる・中野宇宙美・プレミアム幸子」の三姉妹、「ダークキューティー・物知りみっちゃん・グラシアーネ」の裏人事チームという、3組ものトリオ魔法少女団体が出てきたので無論ワクワクでした。上記のrestartJOKERSの三人組は早々に誰かしらの脱落者が出たのでどうなるんだろうかと考えていました。

 

今回もまあ脱落者は出てしまったわけですが、それでも「三人組」としての魅力を十分に伝えてくれた上での脱落だと思いました。プレミアム幸子は短編補完を信じてます(ので安らかに眠ってください)

かねてからふたりぐみ魔法少女を執拗に推し続けている自分としても、ああ三人組良いかもしれないなあ三姉妹という響きはつらく心地よいなあと感じました。

 

 

三人組魔法少女。「整列!」「点呼!」そして「アウトー!」とゆるく楽しいプクチームのほのぼのとしたお散歩シーンが大好きです。いや冷静に状況を考えればあのお散歩はもっと緊迫してる筈なんですが、プク様がプレミアム幸子の重要性をそこまではっきり伝えていないので迷子の子を探す程度にゆるめです。

 

プク様から「側近筆頭」という物々しい役職をいただいているものの、意地っ張りで無理しいのお姉ちゃんという印象のほうが強くてどうにも決まらないうるる。姉妹を、スノーホワイトをよく見ているソラミちゃんにうまい具合にフォローされながら、おっかなびっくりプクチームのリーダーを務めています。かわいい。

 いざ戦闘となっても、どきどきしながらもばっちり嘘を吐いて、戦うことなくシャッフリン三体を無力化させています。

うるるの魔法は本人の言葉を信用するなら「発話」に限定されているっぽいので聴覚の対策されると紙に書いて見せる等々のウェディンがしたような迂回魔法使用ができないのが厳しい。結構な魔法少女に既に対策練られてる初見殺し魔法を使ううるるですが次巻ではどう活躍してくれるんでしょう。

 

 

うるるは生存者の中では結構ひどい目にあった子ですね。三姉妹の妹と末妹を失い(失ったことにしたい)涙し、ずっと心の底から信望してきたプクにソラミの死を伝えてもどこか空虚な反応で戸惑い、次巻ではどうなってしまうんでしょうか。

ぐずの子(誤解を招く表現ですが非常に好意的です)の幸子の面倒をあれこれ見てやり、世話を焼き、幸子が狙われているとわかれば心から心配し。だるげなソラミを引っ張り、世話を焼き、フォローしているつもりがフォローされ。ああ素晴らしい三姉妹だったんだなあ。今から三姉妹短編が心に刺さりそうでつらいです。

遊園地と猿山のエピソードが好きです。「うだるような暑さだった。ソフトクリームを手に持っていたような気もする。」って回想の入りがなぜか非常に好きです。夏を思い出すっていうシチュエーション自体が好みなのかな。

 

ソラミを亡くしたあとの撤退後、「帰りたくない」と小声で主張する幸子に激昂するシーン、「あんたのせいでソラミが死んだ」と言おうとして、うるるの心を読んだスノーさんにそっと押し留められるところ。

あれは万能魔法と化したスノーさんの魔法の根源「困っている人の声を聴く」をなぞるなら「幸子にこんなことは言いたくないけど、言ってもどうにもならないとわかってるけど、でもソラミの死をなんだと思っているんだ」と、二人の妹を思ってうるるが困っているということで。長姉は大変だ。

 

 

好きなイラスト。悩みます。血飛沫を浴びながらものすごくものすごい笑みを浮かべたリップルの下でうるるが絶句している挿絵が痛ましいですが好きです。「命に代えても連れて帰る(プク様のためにも)」と誓った幸子を門の前で唐突に失う(失ったことにしたい)うるるの声なき絶叫が一番好きかなあやっぱり。というかあの挿絵が個人的にACES挿絵の中で一番好きなので。

 

好きなセリフ。ソラミを失った直後の「貴様ら!こうなったら、全員を道連れに自爆してやる!」でしょうか。あそこ、もう少し言葉を選んでいたら逃げ出すことも許さずに無力化なんてこともありえたのかな、と一瞬考えましたが、そういう嘘を聞いたらダークキューティーちゃんは死ぬほど抵抗しそうですね。死が怖くない狂人勢にはちょっとうるるの魔法は妙な具合に作用しそうで面白い。

 

 

以上です。まだACES魔法少女の感想は固まりきってないところがあるのでちょっと面白かったです。幸子に対する殺意が高めでごめんなさい。気付くと字数が膨らむので気を付けました。明日もがんばります。