すふぉるつぁんど

主に遠藤浅蜊著「魔法少女育成計画」シリーズについて書き残していくブログです。

まいにち魔法少女7日目:ラピス・ラズリーヌ

 

 まいにち魔法少女です。本日のナンバーは22。ラピス・ラズリーヌ(二代目)です。

 

 段々と初代および三代目ラピス・ラズリーヌについて言及する機会が増えたために、こうして(二代目)という注釈を付けなければならなくなってきたのが悲しい。

 自分のなかのラピス・ラズリーヌと言えばやはりこの人です。彼女は他ラズリーヌとはちょっと毛色が違うのかもしれないなという印象があります。というか魔法少女全体を見ても毛色の違う人のような気がします。

 

 異常なまでにまっすぐで、異常なまでに明るくて、異常なまでにきらきらしてる!眩しい!かわいい!そんなラズリーヌです。文字数上限に困るタイプの魔法少女です。言いたいことが多すぎる。がんばります。

 

 

 ラピス・ラズリーヌ(二代目)。登場作は「魔法少女育成計画restart」。

 青絵の具の原料ともなるような宝石のラピスラズリを名前に戴くとおり、全体的に青い魔法少女です。黒髪短髪、泣きぼくろ、優しげな垂れ目と非常に清楚かわいい子。

 コスチュームからハートキャッチしてくるグッドデザインでときめいているところに、明るく・人懐っこく・強いという本人の性質が胸に突き刺さりかわいさは有頂天です。何から何まで完全無欠。魔法少女育成計画における堂々たる大人気魔法少女

 

 ドラマCDの人気投票ではスノーホワイトに続いての納得の二位(個人的にはラズリーヌ一位かなとまで思ってましたがスノーさんがすごかった)! 魔法少女育成計画の宣伝部長も担当しており、なんらかのグッズを宣伝するラズリーヌ(と、チェルナー・マウス)がマルイノ先生のTwitterアカウントから度々登場してくれます。

 非常にかわいいのでマルイノ先生のアカウントをフォローして備えましょう。

 

 

 「かわいい」話だけで2000文字悠々超えそうなので気をつけつつ話を移すと、ラズリーヌはただかわいいというだけではなく、天性の直感というものを師匠こと初代ラピス・ラズリーヌによって十分に鍛え上げられた、とっておきの「戦う魔法少女」なのです。すばらしい。

 彼女には様々なトンデモ能力が備わっています。夢の中で修行する術を心得ている、メルヴィルの喋る方言を理解できる、死角からの攻撃に対応できる、魔王城の罠を発見できる、魔法少女の人間体を見抜くことができる(明らかにクラムベリー試験追試に備えて人間状態魔法少女を襲えるように躾けられた能力)、不可視状態のメルヴィルを平然と発見できる、挙げ句の果てには心臓が止まった後も動くことができる

 魔法少女がそもそも物理法則を無視した存在ではあるのですが、その枠組みを更に蹴って殴って引き伸ばしたようなマジカルっぷりです。

 

 これがどこまで天性の素質だったのかは定かではありませんが、おそらく修行途中の「ブルーコメット」状態でも第36回魔王塾主催地獄サバイバルで好成績を残していたあたり、restartでの大活躍も彼女の「対魔法少女戦」における本領発揮にはまだ及ばなかったのかもしれません。

 

 対魔法少女戦、というのは勿論対メルヴィル戦ということと同義です。「メルっち魔王ってマジっすか?」という言葉を皮切りとして幕が上がる運命の5秒間。一呼吸分の時間を超スローモーションで見せられる、魔法少女戦の極み。

 あれは本当に、本当に、アニメーションで見たい戦闘シーンです。キラキラと舞い散る宝石の欠片と、ワープを繰り返して回避不能の攻撃を繰り出すラズリーヌ。戦いを熟知魔法少女ふたりの魔法をフル活用した決戦だ。ああrestartアニメ化してくれ。

 

 その5秒間の最後、ラズリーヌがトドメの攻撃を繰り出し、しかし迷彩魔法を展開したメルヴィルにしてやられるシーン。

 あそこは本来のラズリーヌの実力ならば絶対に犯さないミスだったんじゃないかと思っています。ラズリーヌがあそこで大モーションの技を出してしまったのは、偏にディティック・ベルという友人を殺した相手への怒りがそうさせたのではないか。

 強い想いは魔法少女をパワーアップさせ、常にない胆力を引き出させてくれますが、同時にそれは「心の乱れ」であり、死にも近付いてしまう。ラズリーヌの心の乱れは相当なものだったんだろうと思います。そこの部分では冷静なメルヴィルが一枚上手だった。音楽家が死んだと認めないメルヴィル好き。

 

 

 そう、ラズリーヌといえばディティック・ベルです。運命的なふたり。ラズベルの衣装、並べてみるとすごく似合いで可愛らしくて、何らかの引き合った力を感じます。

 ラズリーヌは明るく快活で誰とでもすぐ仲良くなってしまうような魔法少女ですが、それでもベルとの仲は彼女にとってのとくべつだったんじゃないか(だったらいいな程度)。この辺は完璧に空想なので強く推すつもりはありません。

 良くも悪くも拘りのない子なので、その辺はううむです。ラズリーヌにとくべつの存在が許されるのかどうか。

 

 そこはドラマCDの「いつまでもどこまでも遊びに付き合ってほしい」というディティック・ベルへのラズリーヌの願望がとくべつを示してると思いたいです。

 ドラマCDラズベルのはなしを始めると余裕で文字数オーバーになるので省略しますが、どうしても一つ付け加えるなら理想のラズリーヌが「ディティック・ベルを(夢の世界に)引き留めなければならない!」と考えていたの時間軸的に本当につらい。

 

 

 ラズリーヌといえば、短編の「青い魔法少女の記憶」も大好きです。少女とラズリーヌちゃんの大切な思い出。それは三代目ラピス・ラズリーヌに回収されてしまいましたが。

 

 ラズリーヌと一緒にわらしべゲームをやってリオネッタを激怒させた女の子、「谷津三春(やつみはる)」ちゃんについて。彼女は短編ゲスト人間ではフルネーム持ちのレアな子です。

 敬語口調ながらラズリーヌを一瞬たじろがせる程度の押しの強い性格をもっており、かつ魔法少女というか不思議・ファンタジー系全般に対して並々ならぬ興味を持っている子なので、もしかしたらいつか魔法少女として再登場するかもしれませんね。言ってみるだけ。

 

 

 さて好きなイラストについて。ラズリーヌちゃんについてはマルイノ先生が本編挿絵以上にイラストを描いてらしてるのでそっちでもいいでしょうかね。だめか。

 本編の絵だとのっこちゃんと図書館探索してる挿絵と非常に悩みますが、ここは魔王城進行中のペチカご飯タイムで、おじやをガツガツ食べてるラズリーヌで。どちらも非常にかわいくて好きです。

 あの挿絵、ラズリーヌのトラしっぽの先がゆらゆら揺れてるらしくてかわいい。尻尾魔法少女はみんなかわいい。実際restartは尾羽を含めていいならしっぽ魔法少女が非常に多いです。

 今更ですがラズリーヌってすごくスレンダーですよね。ワンダーと握手してる挿絵は非常に胸囲差を感じさせてepisodesのワンダードリームのアレといい感じに対比です。かわいい。

 

 

 好きなセリフについて。悩みます。普通に「メルっち魔王ってマジっすか?」が大好きなんですが、まあ多分当たり前に超有名なセリフなので紹介するまでもなく。

 なのでほかのマイナーどころをさらうとすればベルと地元で出会ったラズリーヌが家まで案内した時のセリフ「あたしのお城へようこそ」かな。妙に印象に残っていて好きです。キークちゃんの「ようこそ、あたしの世界へ」と同じ匂いを感じる。

 

 以上です。まだいいたいこといっぱいですが本気で文字数ギリギリ。ラズリーヌだから仕方ない!明日もがんばります。