すふぉるつぁんど

主に遠藤浅蜊著「魔法少女育成計画」シリーズについて書き残していくブログです。

魔法少女育成計画audibleがすごい

 

魔法少女育成計画⁺英単語」と言っても別に続編のタイトルじゃありません。

読み聞かせというか朗読アプリであるところのaudibleに魔法少女育成計画魔法少女育成計画episodesまでの4冊がリリースされてるので紹介です。

 

www.audible.co.jp

 

もう随分前から移動中のBGMとしてものすごくお世話になっています。まだaudibleを試していない方は一ヶ月無料なのでぜひどうぞ。まほいく以外にもライトノベルやら普通の本やらも聞き放題です。

limitedが出るまで待ったらもっと利口かもしれませんけど…… 

 

駆け足で無印,restart,episodesを聴いたので(所々寝落ちしたので完全に聴いたとは言えない)、

ちょっとしたレビューなど。

 

 

 

1巻あたりの朗読時間:6時間~7時間

ナレーター:大森ゆき、佐藤恵

 

すごいところ

魔法少女が喋る

・読み飛ばしていた描写がするっと頭に入ってくる(わりとぽろぽろあるので大変ためになります)

・☆ペチカ、☆マジカルデイジー等の視点ごとにチャプターがわかれているので、思い出したい部分を選んで再生しやすい(チャプター名は「第1章」「第2章」~なのである程度アタリつけて探さないといけませんけど)

・1.0倍~3倍まで朗読速度を調節できるので時間短縮も可能

・16人の魔法少女を二人のナレーターが声を当てててすごいなあと思う

・無印はあとがきがあるのであとがきファンの方も安心 

 

 

注意したいところ

・当然挿絵はない

・無印は視点表示が無いので章が分かれておらず、1チャプター1時間以上のものもある

・上記等のロングチャプターは聴き直すためにタイムバーを微調整するのが少し面倒

・事故的にイヤホンを外したまま再生してしまうと大変恥ずかしいことになる

パソコンからは聴けないスマートフォン等にアプリをダウンロードしてそちらで聴く)

 ・restart,episodesのあとがきは無いのであとがきファンの方はとても悲しい

 

そんな感じです。

 

 

restartで言うなら、ペチカがあまりにもオドオドしすぎではないだろうかとか、ラズリーヌがわりと大人びた声をしているなあとか、このシーンはこういう表現になるのかあとか、そういう思いをすることはまああるんですけども、とりあえず「魔法少女に声がつく」という体験はドラマCD以降結構真新しくて楽しかったです。

無防備にアニメ化を待つよりは、魔法少女のこういう表現もあるものなんだなと安らかに待てるような気がします。

 

あと、チェルナーがかわいい。

チェルナーの声が個人的にかなり好きでした。「チェルナー怒るよ!」かわいい。

 

那子は某艦娘を彷彿とさせつつギリギリ差別化してる気がしました。デース!とかはかなり艦娘感がありました。

東北訛りに詳しくないのでメルヴィルのボイスについてはノーコメントですが、声が着いた方が何となく何を言いたいのかがわかりやすいような気がしました。

 

リップルの気持ち愛らしさ増量気味の低い声とか、スノーホワイトラ・ピュセルの聴いているこちらが微笑んでしまうようなお喋りとか、ピーキーエンジェルズのエンジェルボイスとか、楽しい。

自分が想像していたよりもずっと穏やかな語り口の「私は魔法少女じゃなくていい」「でも、魔法少女にはなりたかった」には自然に息が詰まりました。

 

日常パート(?)の声と、余裕がなくなって以後の声の違いを楽しむのも良かったです。ファルの「『魔法の国』が黙ってるわけがないぽん」の、高い声~低い声の転化などは思わずドキっとしました。

 

 

しかしなにより、魔法少女の息遣い、会話、独白、そんなものがより身近に感じられるのは思ったよりも楽しいことでした。

(「魔法少女育成計画」単体を購入できるなら喜んで買うんですけど、audibleのシステムは月額1500円で聴き放題というもので、流石にうむむという感じ)

 

 

声がつくことで、朗読されることで印象が変わる魔法少女というものも居ました。なので、別の切り口からのまほいくを楽しみたいなあという人にはとてもお勧めです。

 未読の方にも!というよりは、再読のきっかけにしよう、って人にぜひどうぞという感じです。きっと新しい発見があることと思います。

以上。