すふぉるつぁんど

主に遠藤浅蜊著「魔法少女育成計画」シリーズについて書き残していくブログです。

コミカライズ感想 8話

一日一話のコミカライズもいよいよ大詰めになってきました。というわけで今日も感想です。

 

restartコミカライズのあらすじがコンプエースサイトに載ってました:

web-ace.jp

はーシャドゲちゃんはかわいいなあ。それにしてもあらすじから改変の雰囲気がぱきぱき漂ってて今からドキドキです。それにしてもシャドゲちゃんがかわいい。原作のクール系というよりは可愛い路線です。これはきっと魚山護ちゃんもかわいいんだろうなあ。

 

では無印コミカライズ8話の感想です。

前話はなんやかんやあってリップル魔法少女宣言をしたのち突撃カマして撃ち殺されかけたトップスピードに「やっぱり正面から行く」と宣言したところまででした。

前話感想:コミカライズ感想 7話 - すふぉるつぁんど

 

 

EPISODE:8感想

今回については殆ど原作通りで、これといって特別にストーリーを追う必要もないのでぱっぱと行けます。

 

メアリの銃は四次元袋からばんばん出てきます。原作ではぼろっちいずだ袋だった四次元袋、コミカライズではフリルにリボンの可愛らしい仕様になっております。

銃身を舐めるメアリはちょっとチンピラ感。メアリ視点で舞台が移り、教会というムードのある場所にメアリが拠点を構えます。

 

 

作戦会議してるトプリプ相当可愛い。

突撃を提案したものの、失敗したら撃ち抜かれる可能性について「もしも…」と言葉を濁すリップル(弱気可愛い)を、「俺はこう見えても強運の持ち主なんだぜ」と強気で励ますトップスピード。リップルも心からトップスピードを信頼している笑顔。

うーんふたりぐみ魔法少女。うーーん強運の持ち主……。

 

 

「壁が走ってくる!?」は正直に言って笑いました。あそこだけ切り抜いたら相当意味不明だしその次の笑顔で壁をバンバン撃ってるメアリも滅茶苦茶謎です。

防火扉をめいっぱい引きつけてから撃ち抜くメアリ。その一コマはかなりセーラ-服と機関銃。パロディネタにも時代を感じるところのメアリさんです。

 

 

「感じた殺気に従い、真上にトカレフを向けた。下弦の月。一面の星。いや、星はここまで多かったか」のシーン。前話は満月だったけど今回はいつのまにか下弦の月になってることはさておきガラスが刺さりに刺さるメアリはいい具合にゴアシーンで良いです。

 

「カラミティ・メアリに逆らうな~」が一気に詰まってることについてはさすがに詰まりすぎかなあという気もしますが、それにしても眉間に突き刺さる手裏剣や月を背にするトプリプの二人が良いので大好きです。

 

 

 

メアリにとどめを刺し、ビルの屋上に転がり落ちたリップルを追って地上に降りたトップスピード。「やったな相棒」「ああ」は下巻で一番好きなページ。原作既読者にはああ捲りたくないなあと思わせてきて、原作未読者には衝撃の次ページって感じで。

 

手を伸ばしあう二人の笑顔。リップルが伸ばした左手。握ろうとしたその手はずり落ち――

 

 

というわけでリップルVSスイムスイム一戦目、コミカライズ独特のスイムスイムの魔法表現が光る数ページです。

原作スイムスイムは「物体を水のように透過する」ので、切られたコミカライズスイムスイムの首から水が跳ねるのなら彼女の魔法は「水のようになって物体を透過する」にも含みうると思うんですけど、それにしても液体表現が漫画に映えるので良いと思います。

半月状に短刀を振るうリップルと、地面に潜って撤退するスイムスイムのコマも好き。ちなみに「ルーラを握って潜水できるスイムスイム」も地味ながらコミカライズ独自路線。

 

 

そしてトップスピードを慮って振り返るリップルは倒れる人間の姿を目にします。膨らんだお腹を抱えて動かない女の子(さすがに手が冷たくなるの早すぎでは?)

二つの三つ編みを星の髪飾りで留め、トップスピードのそれと同じ位置にヘアピンを飾る19歳の少女、それがトップスピードの人間体・室田つばめなのでした。

 

死後とはいえ人間体の初公開おめでとうございます。小柄なので華乃ちゃんと並ぶと身長差がすごかったろうなあ。

 

「あと半年は生きなきゃ」の意味を理解するリップルは、トップスピードが南瓜の煮物を作っては持ってきてリップルを「家族」だとみなそうとしてくれていたことを思い出し、泣きながら南瓜の煮物を頬張ります。

トップスピードを呼びながら室田つばめの亡骸に縋り付き――というところで8話は終了。

 

 

いやあここは改変すべくして改変された感じでしたね。トップスピードの脱落は原作のあっけなさ簡素さはものすごく大好きですけど、だからといってそれをそのまま漫画にして面白いというわけではないですし。

うーん難しいところですけど。トップスピードの大きな特徴であるところの食事要素を別離に絡めてきたのは素直になるほどーという感じでした。

 

 

ということで、リップルはメアリに囮にされた子供の手を左手で握るもその子を守れず、トップスピードに伸ばした左手は握り返されることなく、という感じです。いや惨い。

 

次回からは「魔王の娘」ですね。いよいよ!いよいよ!!森の音楽家クラムベリーちゃんの登場です。あしたもがんばります。