すふぉるつぁんど

主に遠藤浅蜊著「魔法少女育成計画」シリーズについて書き残していくブログです。

魔法少女育成計画F2P 1話感想

 

8月中旬であるところの8月29日、このマンガがすごい!WEBにて「魔法少女育成計画F2P」が連載開始と相成りました!

 

konomanga.jp

 

公式スピンオフめでたい。本当にめでたい!breakdownも楽しみに待ちつつ、当面はF2Pを齧って楽しく充実したまほいく生活を送っていこうと思います。目下一番心穏やかに待てるのはF2Pのような気がしますし(死体いっぱいでそうですけど)

 

というわけで感想と予想などなど。以下ネタバレ。

 

 

1話を読んだまず第一声の感想といえば今までで一番「魔法少女育成計画」そのもののエッセンスを感じた魔法少女育成計画コミカライズでした。

いやこれは遠藤先生の手が入っている量による印象だろうなと思うので無印restartのコミカライズが魔法少女育成計画ではないと言っているわけではないのですが。間合いの取り方、人間関係の察させ方に「遠藤浅蜊」という存在を今までになく感じたというか。

セリフも遠藤先生が書いてるのかな、いやそこはどうだろう。コミカライズが3種類出てどれも1話で魔法少女が少なくとも1人必ず脱落しているというのは魔法少女育成計画という作品の業を感じさせます。

 

 

少々話が逸れつつ続き。「魔法の国」×「レジスタンス」、「死をキャンセルできる能力」など、魔法少女育成計画未読者の心を惹きつつ既読者は決して逃がさないようなキャッチコピーの数々に読む前からドキドキでした。レジスタンス側の魔法少女が語られることは少なかったのでF2Pでの掘り下げが楽しみです。

 

レジスタンスといえばトットポップ。彼女は真に「魔法の国」への反旗を翻るため色々頑張っていましたが、ピティ・フレデリカに言わせればレジスタンス上部は「魔法の国」と癒着しており反抗自体も形骸的なものだったりするとか。ううん虚しい。

このはりぼて具合がF2Pのレジスタンス達にも当てはまるのかどうかが今から気になりますね。ほぼ確実に推定レジスタンスたち(ステラ・ルル、セラセラ側)が理解している以上の思惑が上の人(人間っぽい黒髪お姉さん、ウェン側)にはあるような気がしますがはたして。ルル、セラセラの二人は黒髪お姉さんには逆らえなさそうな雰囲気が出ています。

同時にルルは黒髪お姉さんにかなり好意的です。「F市の平和を守る」ステラ・ルルのあり方と黒髪お姉さんのやりたいことの方向性が上手いこと合致したのか、それともそれ以上の関係性が二人の間にあったのか。人間の状態で魔法少女に指図できるというのは相当の信頼関係(もしくは服従関係)があるように思います。特にルルちゃんは腕力系魔法少女のようですし。

うーん、ルルが守りたい存在である雰囲気のセラセラちゃん、外見に反して常識人枠っぽいので生存が危ぶまれる。今のうちにかわいいところをいっぱい見ておきたい。

 

 

F2Pにおいて何が一番気になるかと言えばやはり黒髪お姉さんです。黒髪お姉さんの幼少期っぽい場面がF2P冒頭に挟まれたということは、あのどこの家庭にもあるような穏やかなワンシーンがF2Pの殺し合いに色々重要な意味合いを持って関わってくるということです。

かわいい笑顔の「馨」ちゃんが何者なのか非常に気になります。馨が魔法少女になる!と笑顔で言っていた記憶こそが黒髪お姉さんが「魔法の国」へのレジスタンス側に立つ理由になったのかなと考えていくと馨ちゃんが存命なのかさえ怪しい。そこに繋がってきそうな、提示された「死をキャンセルする魔法」にいやまさかな~~と思いつつ馨ちゃんと黒髪お姉さんの間には確実に執着的な感情があるので大好きです。

 

 

黒髪お姉さんに「頼んだぞ」と言われて「はいはい」と軽く流せるウェンさんは魔法少女にしては装飾が少ないかなーということで個人的には「魔法使い」寄りで見てます。「魔法の設定に時間がかかる」というのも魔法少女よりは魔法使いかなという感じ。レジスタンス側に与する魔法使いがいることは既に本編で示されていたように憶えています。

黒髪お姉さんは過去の一般人的雰囲気から人間かなあ。魔法少女なんだけど(馨関連の嫌な思い出のせいで)魔法少女になりたがらない魔法少女とかだったりすると涎だらだらです。仮定の累乗すぎる。

結界は魔法的存在を既定の人数しか入れないように施しているのかな、つまりはすぴのんとアルマ以外の外からやってきた「誰か」を迎え撃つ気でいたのかな、と思うと恐ろしいことです。48時間後には誰が来ることやら。

 

「馨」とアルマの外見が似てるのは偶然の一致かそれとも。でも下崎久美は馨と似てないしなあ。馨の眼の色が人外カラーなのはテレビの反射光だろうか……そうじゃなかったら黒髪お姉さんが魔法使い説も大いにありますけどあの人は普通に人間っぽい眼の色なんですよね。

 

 

黒髪お姉さんについてはほどほどにするとして一話脱落者ことすぴのんの話です。すぴのん……。「変幻自在な魔法のヨーヨー」の変幻自在具合を見たいので何かしらで復活してほしいものですけど。「死をキャンセルする魔法」の対象に選ばれるかは……謎ですね。あの死体がヨーヨーで作ったダミーだったりしたら笑うんですけど。

 

研究部門はブルーベル・キャンディ周りでちょっと内情が知りたいところですしもうちょっと色々教えて欲しいな……。

試験官がわからない魔法少女達について「かなりいい加減だよね」で済ませるあたりや、アルマが結界について「見た事も聞いたこともない」と言えるあたりから個人的にはF2Pはlimited以前、もう少し言えば無印以前のまだ魔法の国がユルユルな時期の話なのかなあと思ってます。すぴのんが呑気ですし。

 

 

「舐める」魔法という新機軸のアレ魔法を持ってきたアルマちゃん、このままなし崩しでレジスタンス側に協力することになるのだろうか。このままだと無事乗り切っても口封じでアレされそうな気がしますが、説明書は未熟な魔法少女の魔法を短期間で伸ばせそうですし、捕えた敵側の個人情報を嘘を吐かせることなく引っこ抜けそうですし、「利用価値がある」というのはその通りだなと思います。ところでアルマちゃんのこのキャラクターデザイン本当に可愛いですね。中身が成人女性っぽいことを含めて強い。中身がくたびれた大人のサラリー魔法少女!大好き!

身体能力だめっ子の雰囲気があるのでカラーバランス含めて身体能力高そうなルルちゃんとよく似合いでいよいよセラセラちゃんの命あやうい。ミコトミコトと泣きじゃくりながら死体にすがりつくルルちゃんが脳裏に。

 

 

1話はそんなかんじで。2話公開予定日は9月9日ということであっという間です。10日待てばもう次が来る……んですけど、「予定」という二文字がこわいので六信四疑くらいの割合で待っておこうと思います。8月11~25日くらいのF2P待機はちょっとしんどかった……。いやさすがに日付はっきり出してるからには……確定で……いや……(疑心暗鬼)