すふぉるつぁんど

主に遠藤浅蜊著「魔法少女育成計画」シリーズについて書き残していくブログです。

Musica Magicaレポ……ではない ②

 

 あの魔法少女育成計画breakdown」が、

 長らくの沈黙を破りついに連載開始!!!

konomanga.jp

 

 ……いやーー。すごい。めでたい。素晴らしい第1話でしたね……! こんなものが無料で読めてしまう世の中はおかしいのでbreakdownは早期の文庫本化を希望します。WEBじゃなくて手元に置いておきたい。

 これについてはちょっと別でちゃんと書くのでここでは控えめにします。とりあえず何より超絶面白かった……1話があれだけ面白いとタイトル告知からじりじりしつつ1年待つくらいなんのその! という気持ちになっちゃうのでよく躾けられています。

 

 去る3/17にはTVアニメオフィシャルファンブックが発売され、本日はTVアニメ魔法少女育成計画BD/DVD最終巻が発売、明日には魔法少女育成計画F2P第2巻発売と、まほいくロスもなんのそのという新情報祭りに浮かれるばかりです。素敵なことだ……。

 手元にあるあれこれについてはゆっくり消化していきつつ、目下のところはF2Pとbreakdownのダブルパンチに備える感じでやっていきたいですね。 

 

 ゆっくり消化したいとはいえ消化が遅すぎるのはよくない。自分の中のMusica Magicaがまだ終わってないので記憶とメモを掘り起こしつつレポではないものその②です。でもライブが3/4だからまだ1ヶ月経ってないんですね不思議だ……。

 

 

(レポではない①はこちら:Musica Magicaレポ……ではない ① - すふぉるつぁんど

 

  ①と同じ形式で各出演者さんについてのざっくりまとめです。今回はルーラチーム(+ねむりん)について。

 

ルーラ役:日笠陽子さん

 

 昼の部でのブルゾンルーラとゴルゴンゾーラインパクトが凄かった……のですが、他の要素でもとにかく濃い方だったように憶えています。スイムスイム役の水瀬さんと絡んでいるのがとても面白かった……。歌で見せてくれた格好良さとトークの面白さ両方に慄きました。声優さんって歌って踊れて喋れてすごいなあ(詠嘆)。

 

 歌については水瀬さんの方でまとめて書くとして、トークについて。

 ルーラさんは作中だと二番目の早期脱落をしてしまう方なんですが、スイムスイムが何かにつけてルーラ様のありがたいお言葉を思い出すためにルーラ役の日笠さんにちょくちょくギャラが入るらしく。なので日笠さんが水瀬さんにスイムスイムさんありがとうございます!!! と頭を下げてて滅茶苦茶笑いました。

 その横でラ・ピュセル佐倉綾音さんがスノーホワイトが全然ラ・ピュセルを思い出してくれない(既存のセリフでの回想なので二次使用料しか貰えないらしい。シビアだ……)ことについて愚痴ってたり、カラミティ・メアリ役井上喜久子さんが「二次使用料も大事よ」とフォロー(?)を入れてたり、魔法少女(?)が16人集まるとそれはもう会話も混沌とするよなあという感じで楽しかったです。

 

 後は生「ルーラの名の下に命ずる」が聞けたのが非常に幸せ。入りの高らかな「ルーラの」を聴いた瞬間にビッと背筋が伸びました。やっぱりルーラ様はすごいお人だ……。

 

スイムスイム役:水瀬いのりさん

 

 お衣装が本当にかわいかった! Musica Magica、16人16通りかわいい尽くしのステージ衣装があるのですが、水瀬いのりさんのあれはスイムスイムのスクール水着とは全然違うのに「ステージ衣装」としてしっかり落とし込まれていてとても良かった……。

 スクール水着は素材感として残しつつの白ワンピース。アバター初期装備で居たがために「お姫様」らしさを欠いたコスチュームで魔法少女になってしまったスイムスイム(役水瀬いのりさん)が、一人の「お姫様」として舞台に立つ衣装としてこの上なく相応しいコスチュームだったように思います。ルーラリスペクトのお揃いチュールが良い。

 

 衣装についてはほどほどに、スイルラソングこと「Betrayal」について。

 はー良かった……。今思い出しても、良かった。

 片方が歌っている間はもう片方が静かにほぼ直立不動しているだけな振りつけの1番・2番は不気味さがありながらも美しく。そしてDメロラスト(「だからさあ私に 従え」)でルーラが「死」を迎えてからのスイルラデュエットで満を持して2人はステージの上で踊るのですが、とにかくこれがすごい。

 

 本当のルーラはDメロ後にスイムスイムの「裏切り」に遭って死んでしまうので、ラスサビのルーラ様は「スイムスイムの中のルーラ」でしかなく。

 だからこそ、「お姫様への憧れ」なんてものが描写された例などないルーラ様が、当然のことのように「憧れていたお姫様に 自分自身がなれるように」を歌い上げているわけです。そんな歌詞を歌いながら、鏡合わせの、しかし決して触れ合うことはないダンスをスイムスイムとルーラが2人で踊っているのです。決定的な相互不理解を、明確に言葉にして表現するわけではなく、しかしそれでもはっきりと歌・踊りの双方で示されるの素晴らしかった。

 長々書きましたが、要約すると死体と踊るスイムスイム(水瀬いのりさん)がとにかく脳に良かったです。好き。好きです「Betrayal」……。

 

 水瀬さん、トークパートでもキルスコア1位として話題を攫うことが多かったように思います。魔法少女を殺しまくって視聴者から嫌われているかもしれないけど、自分はスイムスイムをずっと好きでいよう(意訳)、という水瀬さんのコメントがとても印象的でした。

 

たま役:西明日香さん

 

 昼の部で一番最初の自己紹介を担当した西さんが自分の事務所を名前の前にくっつけたばっかりに後の15人全員が所属事務所を自己紹介したりしなかったりする……という珍事件があったりしましたが、そんなこんなでたまのオドオド感とは対照的なまでに明るい西明日香さんでした。

 

 西明日香さん、たまのコスチュームを元にしたライブ衣装もかわいいんですよね。ライブステージ衣装担当の下田翼さんがパンフレットにおいて

たまの衣装に耳と尻尾を付けるといった方法でキャラクターを表現するのは簡単なんです。でも、そうではなく、キャラクターの持つ世界観と、声優さん御本人の個性をリンクさせられる衣装を目指してデザインしています。

 というコメントをされていたのですが、いやあ素晴らしい人に手掛けて貰った衣装だからこそあんなにバシッと映えてるんだなぁとしみじみ。

 このチームは奈落からの登場・退場だったのですが、その際に西さんが穴を掘る仕草をしているのがたまの魔法だ!!! という喜びがあって良かったです芸コマ……。

 

 西さんがたまがルーラをほぼ見殺しにしてしまったことについて「この子大丈夫か」という旨のことを仰っていて、いやあ確かになぁ……と改めて思いました。ただアニメの感想をざっと見る限りヘイトというヘイトをスイムスイムが掻っ攫って行ったためにたまがアニメ初見視聴者からとりわけ憎まれるなんてことはなかったようでよかったですね。よかったか!?

 

ミナエル役:松田利冴さん

 

 かわいい双子の松田姉妹……の姉、松田利冴さん。姉妹揃って一人称が「我」、二人揃った時は「我々」なのとてつもなくかわいかったです。

 ライブステージ衣装がピーキーエンジェルズのそれによく似ていて、もしミナユナがデフォルメ体形じゃなかったらこれくらいの寸法でたまとわいわいしてたのかなぁとか思ったり。衣装が魔法少女コスチュームに近いだけに、普段裸足でいる天使が靴を履いていたらそれはもう非日常的でかわいいだろうなぁとか考えて勝手にテンションが上がっていました。裸足魔法少女好き。

 

 曲について。昼の部開幕が「ピーキーわんだふる」で、一番の一番先陣を完璧なスタートで切ったピーキーわんだふるズ(?)、素晴らしかった。「ピーキーわんだふる」の曲自体が元気を貰える感じで非常に好きなのですが、そこに三人組のわちゃわちゃしたダンスが加わるともう楽しい楽しい。サイリウムを振りながら思わずずっと笑顔でした。

 

   それはそれとして「ユナは……ユナは……っていうミナのセリフがあるから先に死んだのがシスターナナに変身して死んだ生物に変身できる妹のユナエル(天里優奈)で後で死んだのが岩に変身して死んだ無生物に変身できる姉のミナエル(天里美奈)」という念仏じみた記憶呪文に更に声優さんの方にも双子事情が絡んでくるの本当に記憶野に厳しいんですけど! でも今回しっかりお名前を書いて今度こそちゃんと憶えたように思います。利冴さんが妹さんで颯水さんがお姉さんですね。よし憶えた。(追記:大変申し訳ございません、利冴さんがお姉さんで颯水さんが妹さんです! ううっすみません、今度こそ憶えた……今度こそ…………)

 

ユナエル役:松田颯水さん

 

 かわいい双子の松田姉妹……の妹の方、松田颯水さん。今回のライブでも姉妹でお揃い衣装でしたが、普段の収録から着ている服は色違いの双子コーデらしく、カラミティ・メアリ役の井上喜久子さんが写真に撮っておけばよかった~と言っていたのが微笑ましかったです。双子で並んで歯みがきをしている現場は写真に収めたらしい。

 

 元々ミナユナは一人二役予定だった(?)そうで、二人ともがピーキーエンジェルズのオーディションを別々の事務所で受けていたらしくて。後日颯水さんの方に先に採用の電話がかかって来て、それを横で聞いていた利冴さんは自分は落ちたのだと思って半泣きで颯水さんにおめでとうと言ったら「あんたも受かっとるで」と言われた……というエピソード好きです。超好き。いい話だ……。

 松田姉妹について、「双子だから選ばれたんだ」と(ネガティブに)思うことは自分は決してないのですが、しかし双子の方が姉妹でこうやって仲良さげにしているところを見る度に天里姉妹のかつてあったはずの仲良しエピソードに想いを馳せてしまうことが多くて。天里姉妹もお揃いの服を着ていたなぁとか、もしかしてあの2人も納豆をかき混ぜる速度が同じだったり、そういう細かい共通点があったりしたんだろうかとか。

 そういう意味では、双子の声優を双子の方が担当する、というのは、とても贅沢で素晴らしいキャスティングだったように思います。

 

 終始明るくライブを盛り上げて下さっていた松田颯水さんでしたが、夜の部のフリートーク時には、「双子だから選ばれたって思われないように頑張ろうって」という旨のコメントをしている最中に言葉を詰まらせるシーンなんかもあったりして、それを見ているこちらもちょっと勝手に泣きそうになってしまった。涙腺がとにかく緩かったのでライブ中二三回泣いていました。

 でもその直後にラ・ピュセル役佐倉さんのライブ衣装の裾で涙を拭いてるところ見て笑ってしまった。佐倉さんの衣装踏まれたり敷かれたり涙を拭われたりで色々大変だ……。

 

ねむりん役:花守ゆみりさん

 

 「おやすみパラレル」ではのんびり眠たげな歌声で客席を和ませてくれた花守さん。夜の部ではねむりんアンテナを模したイヤリング(ピアスかも)が落ちてしまい客席から落ちてるよー! と声をかけられるなどしていました。

 生「おやすみパラレル」も非常に柔らかくてふわふわしてて良かった……。「眠らせてください」という指定で録音した歌とのことで、花守さんもレコーディングの際には目を閉じながら歌っていたそうです。ふわふわで可愛らしくて心安らぐような歌なのに、ねむりんのその先を知っているとやはり「今まで楽しかった おやすみ」等の歌詞でぐっと胸が痛む。

 

 夜の部でのフリートーク時の花守さん曰く、アニメ化にあたっての声のオーディション時、マネージャーさんが「早死にしそうなキャラクター」に絞ってオーディションを受けさせたらしく、見事にねむりん役を射止めた花守さんはマネージャーさんの目論見通り……なのかな。最速でしたね……。

 このステージは花守さん以外がルーラチームなのでハブられかかって焦っていたり、魔放送女sideD時の深淵ねむりんのような多少腹黒っぽい雰囲気を漂わせていたり、全ての元凶(?)として「スイムスイムは私が育てた」的な事を仰ってたり、色々な方向でかわいさいっぱいでした。

 

 

 ルーラチームの話はこれくらいで。

 次回の③はアダルトチームについて。3月中にとりあえずレポではないは終わらせられたらいいなーという感じ。

(追記:③書きました Musica Magicaレポ……ではない ③ - すふぉるつぁんど