すふぉるつぁんど

主に魔法少女育成計画について書き残していくブログです。基本的に生き残り魔法少女は全員熱烈に応援しています。平気でネタバレをやります。

「魔法少女育成計画breakdown」1話感想


 前回の記事で、

mgrp.hatenablog.com

 breakdownの振り返り回をしたので、今回はbreakdown1話感想です。基本的には5人メインで注目していきたいなーと思うんだけどどうしても既存魔法少女への思い入れもあるのでどうしたものかなという感じ。やっていきます。

 

 

パステルメリー

 

 5人の魔法少女中では初登場となったパステルメリー。breakdown待機中に5人のキャラデザを凝視し続けてきたので、「毛織のワンピースに毛織の帽子とコスチューム全体がふわふわしている。袖は長く腕全体を覆い、更にボリュームあるファーで手首まで隠す。足の方はタイツでカバー、露出度は極めて低い」という、今まで眺めてきたデザインが文章の世界に落とし込まれてるのを読んでこの上なく心ときめきました。魅力的な外見に魅力的な描写。

 そして更に短く切り揃えられたプラチナブロンドという魅惑の響き。プラチナブロンド魔法少女といえばやっぱりスノーホワイトを連想します。絵的にはピンクが強いですけど描写の上ではプラチナブロンドなんですよねスノーさん。素敵。

 

 自分で召喚したであろう羊に振り回されて床に激突しているあたりや、口述のラギさんのところで見事に口を滑らせているあたりでどうにもひ弱虚弱な印象を受けます。……パステルメリーの身体能力はそこそこで羊の方が超強いという可能性も大いにありますが。普通の人間と普通の羊くらいのパワーバランスがそのまま魔法少女とマジカル羊に応用できそうかなぁ。

 彼女の、言動があからさまに不確かなところは見ていて不安になります。この子大丈夫か……大丈夫かといわれれば大丈夫ではない気がする。羊というのは生贄として喩えられがちですが、しかしその実態が羊の皮を被った狼とも限りません。メリーちゃんには既に「絵を描くのが好きだけどそれだけじゃ食べていけなくて悲しい」というネガティブな生活環境が示されててこれからのあれこれに期待大です。

 

 最初にサタボーン氏の甥として登場した男(変人っぽい)に仕えているポジションで登場したパステルメリーちゃん、何気に複数回登場有名魔法使い(その割に今まで名前がなかったのですが)ラギ・ヅェ・ネントさんのところに招待状を配達に行っています。

 ここでのラギさんの描写は未だ謎に包まれている『魔法の国』や三賢人の事情を読むにあたって結構興味深かったなぁ。オスク師そのものがクビヲハネヨ脳ってわけじゃないんですね当然ですが。そういえばサタボーン師はF2Pにも名前が出てました。こういうところで外伝同士リンクがあるのは楽しい。

 口を滑らせてラギさんに促され、「エクストリーム情報窃盗」とかいうパワーワードを口にしちゃうパステルメリーちゃんかわいい。彼女はそんな噂を小耳に挟める程度には他魔法少女との人脈があるのかな。それにしてもエクストリーム情報窃盗て。

 

 パステルメリーちゃん、ネフィーリアと並んで、視点を持たずに他者から描写されるだけの魔法少女なので、そのかわいい外見の中に何を抱えているのか。やっぱりそれが一番気になりますね。二番目に気になるのはこの魔法でどう立ち回るのかってあたり。

 

ミス・マーガリート

 

 読んでる最中でマーガリートさんの格好い散り際を想像してちょっと泣きそうになるくらいには死臭の強い(個人的な感想)ミス・マーガリートさん。いやだってこういう頼れる比較的常識人戦闘力高水準(推定)ポジションの人が生き残った例本当に一回も無いし……。でも、だからこそこれまで散った頭の切れるベテラン戦う魔法少女達の無念を晴らす生還を果たしてくれるかもしれません。

魔法少女間の戦闘」に熟達した魔法少女、今から戦闘描写が楽しみ。監査のルーキーだった、素敵な魔法少女戦を見せてくれた下克上羽菜さんももしかしてマーガリートさん仕込みだったりするんでしょうか!?

 

 彼女が「戦闘面で一筋縄ではいかない魔法少女である」ということは、「僅かに視線をずらすと右脇に置かれた細剣が目に入る。いつ何時でも手の届かない場所に置くことはない」「ええ、魔法少女であればそれくらいはします」とかいう描写・セリフからバシバシと伝わってきます。こういう細かい描写でキャラクターへの信頼を高めていく、それが大好きです遠藤先生の文章。「兎と蛙がプロレス技をかけ合うイラストが浮世絵タッチで幾種類も~」とかそういう小ネタも好き。

 

 コスチュームに付属している薔薇で自分は安直にもクラムベリーとの関連を期待していましたが……その想像とは多少異なる形で関係してましたねマーガリートさんとクラムベリー。なんとマーガリートの教え子「アンナマリー」がクラムベリーの子供達(魔王塾所属)に私闘を仕掛けて殺されたという。色々衝撃です。

 特に驚きだったのは「子供達」が魔王塾に所属していたというところ。現在登場してる魔法塾生にぴたりと該当する子はいないので一応新登場の魔法少女として見るのがいいかな。

 

 アンナマリーを「愚かな魔法少女」と言い、「過去を思い出すことが嫌だった」と独白しつつ、それでも「戦うにしてもやり様があるだろう」「不肖の弟子を思うとやりきれなくなるだけだ」という想いを胸の中に抱え込んでいるマーガリートさん。そんな彼女がアンナマリーと新登場小学生男子こと曲岡くんを重ね合わせて見てしまっていること、それがもう怖いと言わずして何と言おう。怖いというか楽しみというか。やっぱり楽しみですはい。

 

 ところで監査部門で「妙な時期の中途採用」が発生したのはやっぱり羽菜さんが死んでしまったことでのパワーダウンを補う形なんでしょうか。マーガリートさんがこれから羽菜さんについて言及するかどうかもちょっと気になります。現在進行形で監査所属のマナさんも島に来ることですしね。

 

 ドリーミィ☆チェルシー

 

 はいドリーミィ☆チェルシー。思ってたのの50倍くらい生活感のある地に足のついた魔法少女でしたチェルシー。かわいい……。

 またしてもニート魔法少女が出てきてしまった。しかも34歳というすさまじい経歴な夢野さん。元ニート現(?)女教師(breakdownのタイミング次第だとまだニートやってるかもしれない)の袋井真理子とどっちが年上なんでしょうかね!

 彼女のパートの色々生々しい描写もまた魔法少女育成計画の魅力なんではなかろうか。マジカルデイジーが工場バイトだったりフィルルゥがホテル代にあくせくしてたり。そういえば職に就こうと努力する魔法少女は袋井魔梨華を除いて全員死んでますがまあ魔梨華生きてるしチェルシーちゃんも何とかなるでしょうと楽観的に行きます。これまでのシリーズ通しての流れで死にそうな経歴持ってる人が多すぎるbreakdown。

 

 そんな彼女のポリシーとしての「魔法少女」は「なんか戦ったりする人」ではなく、昭和的な日常に足を浸した魔法少女ということで、ウェディンさんと仲良くなれそうです。主義を守る形で魔法少女になってから毎日人助けを続けてきた」らしいのは普通にえらいなーとは思うけど「仕事なんて始めたら魔法少女活動の邪魔になるよ」での台無し感がすごい。でも三十年近く毎日人助けしてるっていうのはやっぱりすごいことです。それだけ自分の持つ「魔法少女」への執念があるわけで。

 

 主義がそもそも非戦闘的なのでお母さんがもし仮に「魔法少女のサークル活動」云々で多少戦闘の素質有ったとしてもそこまで受け継ぐ気なさそう。強制的に仕込まれてる可能性もなくはないかな。

「星を飛ばして遊ぶことができる」という魔法はどういう応用をされるのかわからないけど、もし目で追えない程度の極小の星を好き放題に操れるとしたら人体破壊には有用そう。ただまあ、主義的に本人が絶対にそれをやりたがらなさそうなんですが。せっかくの「魔法少女に相応しい魔法」。魔法少女に相応しい活用をされてほしいものです。

 

 ところでチェルシーは流れ的にパステルメリーと合流するのかな。もしかしてメリーも職安のPCであの働き口を見つけたのかもしれないなと思うとちょっとまたメリーのことがわからなくなります。

 

らぶみー恋々

 

 はい最高。breakdown、5人の魔法少女どのパートも物凄く素敵で素晴らしくて楽しくて、何度読んでも幸せいっぱいの気持ちになるんですが。らぶみー恋々、彼女のパートの「好き」はもうとんでもないです!

「自分が不幸であると気付いていない不幸な人間は少なくない」というパンチのある導入、この時点でもう好きなんですが。恋々こと乞水怜ちゃんは世間一般的に見たら「不幸」に属するのかなあと思うような家庭の生まれの女の子でした。物心ついたころには父親はおらず、母親からも育児放棄されてしまう。それでも(誰かしら(誰なんだろう……)の試験官の手を借りつつ)少女1人で生きていけているあたりはやっぱり怜ちゃん異常な女の子だなあとか。

 

 しかし怜ちゃん、ならびに恋々、信用できない語り手指数がすさまじくてこの経歴にさえちょっと疑念を持ってしまうのが怖い。何せ彼女の魔法は実質洗脳魔法(推定)です。

 彼女の「お母さんは大切な人だった」という認識さえ、もしかしたら恋々の魔法で後から作り上げたのかもしれない……もしかして、そういう歪みに恋々が無自覚であることこそが「自分が不幸であると気付いていない不幸な人間は少なくない」という試験官の言葉の真の意味合いだったりするのかもしれない……等々、疑心暗鬼が加速します。

 

 疑心暗鬼は疑心暗鬼で留めますが、それにしてもネフィーリアとの会話を見る限り恋々の精神性に多少の歪みが有るのは事実です。それは彼女が生まれ持ったものなのか、複雑な過程で育つうちに獲得したものなのか、魔法少女になったことで得てしまったものなのか。うーん。

「娘が父親のことを嫌いって悲しいじゃないですか」という、「娘が父親のことを嫌いになるまでにあるだろう様々な過程」を全て完璧に無視して(理解しようとする気を一切見せずに)上からただ「悲しいこと」だと十把一絡げに断じてしまうその姿勢はネフィーリアの言うようにやっぱりエゴイスティックです。あからさまに無責任で独善的で、しかも自分の発言のエゴエゴしさに自覚が行っていません。好き! 完全にネフィーリアと趣味が一致してしまった……。いやあ見事に真っ直ぐなクズ。

 

 そんなもう綺麗に大変な捻じれようを見せているらぶみー恋々、さてその凶悪極まりない魔法を引っ提げてなにをやってくれるんだろうか。恐らくは実質洗脳魔法の「メロメロ」、他の洗脳魔法勢との描写の違いを楽しく読みたいなーという感じ。

「戦いになんてならないでしょう。私だってそんなの困りますから」という、戦いが苦手とは一言も言っていない様子とかを見るにつけ、恋々の腹には(本人の自覚があるかはともかく)まだ何か色々ありそうです。それはそれとしてネフィーリアと仲良くしてほしい。出だしから躓いてますが……。

 

ネフィーリア

 

 引き続いてらぶみー恋々のパートに登場したネフィーリアです。視点も無く比較的描写が少ないながら、それでいてガツンとキャラクターが立っててとても良い。5人の中で明確に陣営を同じくしてるのは今のところ恋々とネフィーリアのふたりですね。嘘予告自己紹介でも番組が一致してましたし恋ネフィが今熱い。既に「恋々」「ネフィ」と言いあう間柄ですし熱い。

 彼女は結構他にないおどろおどろしい外見をしていて、じゃあ中身はどうなんだろうと気になってはいましたが。いやあこれは絶対コミュ力1の魔法少女だろうなあと確信がいく尖った女の子でした。良い……。

 

「くししし」という笑い方、かわいい。とてもかわいい。笑っているのかの判断が不安になっちゃう恋々もかわいい。「ネフィーリアはぬるりと手を伸ばし、恋々の手にそっと重ねた。冷たい手だった」という描写が好きです。魔法少女の体温描写って結構貴重な気がする。やっぱりコスチュームやモチーフに応じて体温設定もあったりするのかな。

 ミステリアスな雰囲気漂う彼女ですが、それでも裏表が無さそうな印象を持ってしまうのはやはり「真っ直ぐな……クズ……好み……」というセリフの賜物でしょう。彼女は恋々に感じた印象を特に躊躇わず恋々にぶつけました。そういうところから見るに気遣いで嘘を言ったり腹芸をするようなタプではないのかなーとか。

「死人や死体が嫌い」「戦うのが苦手」という発言も本当なのかな。まあ間違いなくこれから死人が出るだろうし戦いにもなるだろうと思うのでその時のネフィーリアの反応が楽しみです。「死人の声を聴く」という魔法がどういう形で発動されるのかも。集団で聴けるタイプの魔法だといろんな人の精神に多大な負荷がかかってしまう。

 

再登場魔法少女

 

 7753・マナ・メイの登場はほぼわかってたようなものだったのでああやっぱ来るかーという感じで。7753がこの期に及んで無礼だからとかそういうアレでゴーグルを下げてるのいっそギャグというか普通にギャグだよ! 魔法少女歴7年強のベテランさん本当にしっかりしてほしい。

 時系列的にはJOKERSの後ACES前って感じでしょうか。ACESのデリュージが悲痛な感じで色々やってたのを見ているのでちょっと心が痛い。多分このタイミングだとお嬢は7753のゴーグルに加えた改造あれこれを完全に忘れてるはずなので上司の介入もなさそうですね。

 個人的に魔法少女にとっては多少の暑さ程度は問題ないというのが(改めて)わかってよかったです。

 

 気にかかるのはメイが「ウェディン」と呟いて周囲を見回していたこと。もしかして島全体にサタボーン師特性の何かしらの魔法が仕掛けられてたりするんでしょうか。まあお約束的に考えて、ほぼ確実に77マナメイの通ってきたゲートは壊れて脱出不可能の孤島になるんだろうなあと思うと島全体に何があってもおかしくありません。

 

 最後にクランテイルについて。多分ラギおじいちゃんと一緒に島に来ることになるんでしょうが、うーん、とりあえず願望的には生きてほしい。クランテイルがここで没するとrestartの生存勢の顛末がものすごいことになってしまう……。

 魔法の国からのメールに毎回律儀に返信している描写のあったクランテイルさんなので、大運動会も律儀に参加しちゃったのかな。おにぎりと豚汁頬張ってかつて食べたおにぎりに想いを馳せているクランテイルさんはかわいい。

 正直なところ自分は彼女の再登場が嬉しくて、何故かというとメイが参戦してるからですね! 動物と心を通わせるのが上手な尾野さんがメイと遭遇したら一体どうなるのか、limitedの頃から気になってたのでここでかちあってくれて嬉しい限りです。restartから多少成長したであろう魔法の応用も楽しみ楽しみ。

 

 以上! なんだかとてもギリギリの更新になってしまいました。本日19時に2話更新とのことで間に合ってよかったー。次は早目に何かしら書きたいです。