すふぉるつぁんど

主に魔法少女育成計画について書き残していくブログです。基本的に生き残り魔法少女は全員熱烈に応援しています。平気でネタバレをやります。

F2P20話感想

 

  うう間に合った。手に汗握ったF2P20話感想です。

  この20話がとにかく良かった……。ぱっぱとやっていきます。

 

 
 開幕は晶視点。水琴の口から壊れていると評されていた晶の「壊れ方」がついに明らかになります! 「私の認識は歪んでいる」から始まるここのモノローグ本当に良い。

 柚木先生のTwitterによりますと、開幕から繰り広げられるこの独白は全て遠藤先生のプロットから一字一句変更のないものとのこと。遠藤先生の文章原液最高です。遠藤先生の文章で語られる冷静に歪んだ人達が大好き。


 しかし彼女がこんな壊れ方をしているとは夢にも思いませんでした! 正直なところこの20話で晶様のことが大好きになってしまった……。なんというか19話まででガバプレイングが散見され本当にこれでレジスタンスの頭脳担当として大丈夫なんだろうかと不安に思っていたのですが、20話でああ大丈夫じゃなかったんだなと納得が……納得だろうかこれ……。

  いやでも民衆を導く自由の女神にステラ・ルルを当てはめて恍惚の表情をするララルーナを見てるとこの人は本当に妄執だけが原動力で今動いている狂人なんだなあという気持ちになります。そんないかれてる人が今まで理知的に見えてたことがすごい。


 ステラ・ルルが望んでいないとしても(彼女自身は姉の願いと自分の願いが同一であるような口振りでしたが、ここは二人の歪み方と妄執に微妙な相違があるのかもしれません)彼女を魔法少女の歴史に残したい。それがララルーナ/晶の願い。そんなことを聞くといよいよ深刻に不安になってきますが、とにかくルルの為にこれから死力を尽くすであろうルーナのがんばりが楽しみなことです。今の彼女はきっと自分の命より自分の願いを優先させられる魔法少女だろうし。

 


 ということで晶は動き始め、「使いきりのアイテム」も対エイミー戦に使用することを決めます。使い切りなのは使用制限があるだけその分強力って解釈でいいんだろうか。

 そして直後の独白でしれっとルルの魔法が「どんな道具もすぐに使いこなせるよ」であることがわかりました。知りたかった情報第二段だー! と言ってもこれは夢にも見なかったびっくり情報……というわけではありませんでしたね。ルルが魔法の道具を使いこなしているシーンはちょこちょこ散見されましたし。


 しかしいよいよ出てきてしまった魔法のアイテム系魔法少女アイデンティティを奪う魔法少女。手放した魔法のアイテムが死後も残るのならばプキンソードを奪ったフレデリカさんよろしく魔法のアイテム狩りがいるのでは? というのは恐らく多くの読者が今まで想像してきたことではないかと思いますが、ついに本当に出てきたそういう魔法少女

  ルルの「使いこなせる」の規模はどのくらいのものなんでしょうか。プキンソードを握ったらば生前の将軍と同等の洗脳魔法が行使されるのか。彼女は「魔法の機械」でさえ使いこなせたりするんだろうか。そんな場合はちょっと怖すぎますが、とにかく魔法の国に目を付けられた場合あまり良くないことになる魔法の持ち主であることには間違いなさそうです。


 ここでちょっと

少しずつ魔法の国と戦う武器を集めていき そしてある日「全ての魔法少女が掲載された名鑑」を手に入れた

  という晶さんの独白について。まるで荒事一切やっていないような穏やかさで語ってはいますが、あの量の魔法のアイテムが無から自然発生するわけもありませんし、ほぼ身一つで逃げてきたであろうウェンに魔法のアイテムの伝手があるかは怪しいですし……一体どういう経緯で武器を「集めた」んでしょうかね! そして人事部門所属の本来の名鑑の持ち主さんは今どこに居らっしゃるんでしょうかね!!

 名鑑について「持ち主でも容易に目当てのページにたどり着けない」と言っているということは、まあ、少なくとも持ち主と接触したことはあるんでしょうし。うーん……。


 しかし流石にあの量の魔法のアイテムの持ち主魔法少女がF市付近で行方不明になってたら流石にもう少し話題になってるのでは……という気がするんですが、その辺りの詳細はすごく気になってます。色々穏便だといいですね。

 


 さてそんなところで場面はいよいよエイミー戦。晶達にとって「最後の一ピース」であるところのまだ誕生していない魔法少女のことを考えるとここで一枠開くのはほぼ必須かなと悲しく想像してたので初読時はわりとわりと覚悟決めて読んでました。


 まず動いたのは魔法の名鑑(に化けたステラ・ルル)を抱えたアルマ。アルマはもうすっかりレジスタンスチームですね。もはや視点さえも存在しなくなり彼女が今何を考えてエイミーをはめる策略に荷担しているかは全くわかりません。

  一回騙されて(?)気絶させられたエイミーともう一回面と向かい会って騙し返そうとするアルマは……なんというか……憔悴した一般人にしては妙に肝が据わっているというか。それをやりたくないと突っぱねることはしないんだなあというのが意外です。


 そんなアルマを不審がりつつもするっと名鑑を受け取るエイミー。罠の可能性を考えつつも名鑑を手にするのは罠程度捻り潰せるという余裕の現れなのかそれとも普通に迂闊だったのか。いやでもまあどっちに転んでも迂闊です。名鑑を分身ではなくエイミー本人が回収したことについてはまあ名鑑を持ってる自分が生きてればエイミーの勝ちなので順当かなと思います。名鑑が攻撃してきたりさえしなければ。


 少し展開を端折った話になりますが、名鑑に化けたルルにしてやられたエイミーの主な敗因としては、本体確認の方法をレジスタンスチームが知っていることを知らなかったこと(ジューベの情報提供)と、魔法のアイテムがこれだけ出てくるとは思ってもみなかったこと……でしょうか。

  ただ後者についてはエイミー(分身)が魔法のアイテムの山を目視しているはずなので、こっちを想像できなかったのは彼女の手落ちにあたる……でしょうか? 情報共有せずに消えた分身の見た記憶がどうなるのかは今のところ定かではない(もしかしたら本体エイミーはあの光景を知らないままだったのかもしれない?)ので、その場合は想像するべくもありませんから結構エイミーにとってはしんどい戦いだったんじゃないだろうか。戦闘において「何が出てくるかわからない」ことさえわからないのは苦しい。一度交戦して手の内を知ったつもりになってしまっているから余計に。

 


 ただこれだけ魔法のアイテムの大盤振る舞いで、それでもただでやられてあげないのがエイミーのすごいところでした! はーーやられっぱなしではなく彼女の素敵なところが最後にじっくり見られてよかったよ……。

 メルティペインの「時間の進み方を変える魔法の手袋を使うよ」できっと魔法少女的にも異様な速度の暴走特急と化したララルーナに分身を何体か撥ねられつつ(絵面がちょっとシュール)、本体バレして魔法で名鑑に化けていたルルに取り付かれつつ、あまり良くない姿勢でのワンパンでルルの追加衣装である謎スカジャンをファンの扇での一撃並に光らせるエイミーさん。最後意味が分かりませんね。エイミーの素手腕力ちょっと高すぎでは!?


 しかしそこで「リボン・オブ・スタッフド・ドール」を使用したルルによって本体がぬいぐるみ化されてしまい(本当にこのエイミーぬいぐるみがかわいい)、絶体絶命を越えてもはやエイミーの敗北は確定し――ここから! ここからのエイミー(分身)達の奮闘がすごくよかった。

 この一連のシーンは実質死が確定した魔法少女が見せる最後の輝きのようなもので、いや展開によっては実質というか本当にそうなってしまうのですが……、やっぱり自分は魔法少女のそういうシーンを見るのが大好きなので、大好きでした……。F2Pだとほぼ初めてじゃなかろうかこういうの。

 うーーん完全に無力化されてしまったエイミーがこれからどうなるかはわからなくて、やっぱり絶望的なことに代わりはないわけですが、とりあえず20話で彼女の輝きが見られて自分はとても嬉しかったです。そしてエイミーのいろんな顔が見られて楽しかった。アルマの背後に立ったエイミーの表情がやっぱり好き。


 というわけでなんやかんやでアルマを庇ったウェンが一撃貰い、果たしてどうなってしまうのか……というあたりで20話は終わり。

 ウェンくんよく魔法使いの身で魔法少女の不意打ち攻撃に反応できましたね。まああれだけ魔法のアイテムがあるから何かしらでドーピングしてたと考えればどうにでもなりそうな。彼が思わず飛び出してしまったのは、19話で描写された復讐に巻き込むことへの負い目がそうさせたのでしょうか。もしウェンくんが脱落した場合は、誰も死んでほしくなかったアルマ的には相当きつそうです。

 


 最後に20話で気になったことというか書き漏らしたことなんですが、まずメルティペインの魔法「時間の進み方を変える魔法の手袋を使うよ」について。時間操作能力系魔法少女、もはや言うまでもなくレアですね。捕まったら研究材料間違いなしな気がする。彼女の魔法は単なる戦闘意外にも色々活用しがいがありそうな気がします。自力で精神と時の部屋作れたり……はしないかなさすがに。魔法のアイテム系魔法少女なので手袋さえあればルルが代役できちゃうところがこわいですね。


 そして加えてリボンを結んだものをぬいぐるみ化しちゃうという恐るべき「リボン・オブ・スタッフド・ドール」についても。F2P謎に人形とかぬいぐるみとかいっぱい出てくるな、、というのはさておき、エイミーをぬいぐるみ化した結果として結界の枠判定がどうなるのかというのが非常に気になります。

  まあその辺は21話で間違いなく開かされることなので楽しみに待ちたい……という感じで、レジスタンスが彼女を即死させずぬいぐるみ化した理由についてもあれこれ考えつつ20話感想は以上です。