すふぉるつぁんど

主に魔法少女育成計画について書き残していくブログです。基本的に生き残り魔法少女は全員熱烈に応援しています。平気でネタバレをやります。

breakdown14話感想

 

 6月は魔法少女育成計画記念日(6月8日 シリーズ第一巻「魔法少女育成計画」(無印)の発売日)のある月! ということで魔法少女育成計画シリーズ6周年おめでとうございました

 自分がまほいくを読んだのは12年の8月頃だったっぽいので個人的6周年はもうちょっと後なんですけど、それにしても時間の蓄積を噛み締めます。 ぼーっとしてたら10周年なりそう。

 

 

 

 

 去年的なでかい更新はありませんでしたが、それでもこういうコメントが公式から発信されるともう安心度が違いますね。ちょろいのですぐ安心してしまう。ともかく「お待ちいただければ」とちゃんと言われた上で待っていられるのはすごく……すごくほっとします。勝手に不安になって勝手に安心するな。

 本編が執筆中という情報も、とても嬉しいし怖いし嬉しい! あの恐慌寸前のワクワクも2016年以来と思うともう今から自分の体調が心配です。魔法少女育成計画発売前ほど「一日千秋」を体感することもありません。ああーースノーホワイトどうなるんだろう。新しい魔法少女は何人くらい登場するんでしょうか!? 気が早い! 楽しみすぎる!(気が早い)

 

 6周年の機会にまほいく再読とかしてたらきっとベストバウト結果発表もくるでしょう。というわけでbreakdown14話をさくっと感想です。

 

 

ミス・マーガリート

 

 12話以来のマーガリートさん人間体の登場です。ここで色々すごかった尾野さんの詳細はまた後で書くとして、マーガリートさんにとって自分の弟子を殺した「子供達」の一人でしかなかったクランテイル/尾野寧々の認識が少しずつ改まっていく様子は読んでてほっとしたり感慨深かったりしました。

 文学少女とTシャツ&スキニー姿の成人女性2人サバイバル、を通しての理解、腑に落ちる様子、「ただ守るべき相手ではなく、同行を許す程度の相棒として認めてもらえただろうか」、良い〜……。

 

 マーガリートさんにとっての「子供達」認識が、暴力的で戦闘に特化した加害者から、殺し合いを強いられ生き残った結果「こうなってしまった」、がむしゃらに生きている存在へと変わっていく様子めちゃくちゃ良かった。言葉に依らない説得力は尾野さんの実直さによって得られるものですね。

 

 

 それでマーガリートさんとフランチェスカの目があった緊張のシーンについてです。マーガリートさん本人も言ってたことですが、15メートルなんて、魔法少女なら目が合う以前に衣擦れやら気配やらで既に存在に気付いてるであろう距離なんですよね(それにしても心臓の音まで聞こえててもおかしくないというのは改めて魔法少女の凄みがありましたが……)。なのでのんびり接近してくる女神については読んでてそれほどビクビクしなかった気がする。見えた瞬間からもう気付かれてなさそうで。

 

 ただ読書体験としての恐怖は控えめでしたが、実際の現場を想像してみたらめっちゃ怖かったです。恐怖の殺戮存在が踊りつつピースサインして斧振り回しながら走ってるの見たら一時的に正気失いそう。 

 変身を解けば襲われないということがわかったのは灰色の実を使い切った怪我の功名ですね。これからこの2人はフランチェスカの後を付けるんでしょうが、そうなると今危険なのはフランチェスカより野犬(?)とか沼とかまたそういうサバイバルなものになってきそう。この変身する・しないによって危険の対象が入れ替わるの面白い。

 

 

 少し遡って興味深かったことについて。「監査部門の訓練プランでも人間時の戦闘術について触れられることはほぼ無い」〜以下の訓練事情は読んでて楽しかったです。「人間の時に覚えた身体の使い方を一旦忘れ」ってすごい言葉だなあ。魔法少女用歩行術とか習得してる人らしい訓練経験というか。

 しかし、もしもこういう強制変身解除システムが将来的に一般化してしまったらそうも言ってられなくなるんでしょうか。かえすがえすも強制変身解除って怖い。あと4話の乞水さん曰くマイヤさんは人間体でも鍛えてるみたいで改めてすごい。

 

 有り余る才能を有する魔法少女(ルビ:チェルシー)が、気が遠くなるほどの長い時間をかけて修練を重ね、血の滲む努力の上でようやく身に付けた新発想の戦闘術が、恐らくは一度の交戦であっさり盗まれている。

 

 最後にここについて。こういう真面目に笑わせてくるやつに弱い。「ある種の狂気」に関しては本当にその通りだと思いますけど……。

 

パステルメリー

 

 メリー視点久々のような気がする。カンフー映画とか正月のお餅とか、パステルメリー人間体ちゃんは比喩の引き出しが一般人の感覚に近いなーと思います。実名と名前掠ってたりするのかな。

 そういえば今回でメリー人間体が美術系の学生だとちゃんと確定しましたね。「使い慣れない罵倒の言葉」とか言ってるあたりにいい子感漂ってます。

 

「だけど」「でも」魔法少女が扱うとそれはもうドキドキしてしまうのはペチカ由来の気持ちなんですけど、今回メリーが使った「でも」は自制心としてのの「でも」で、メリーの人の良さと大人に近い精神が現れてました。ラギさんに説得されるまではチェルシーの背中を押す側だったのでいちおう落ち着きを取り戻したようです。

 でもやっぱりメリーもシェパーズパイくんの敵討ちをしたいという気持ちがあるのは事実で。メリーの魔法が何かしらの打開に繋がればいいなあ。

 

 

 ところでチェルシーがメロメロ後遺症でメリーにドキドキしてるってことはメリーも恋々にドキドキしたりするんでしょうか? 次回もしネフィ恋と接触したらその辺もちょっと気になります。

 そして進行方向を黒煙の出所にしたということは図らずも「火事場に羊は不向きだ」(2話)の示す火事場に近付くことになったわけで羊達が心配です。

 (追記:全然進路変更してませんでした!!!)

 

ドリーミィ☆チェルシー

 

 メロイックサインで思案する魔法少女チェルシー。かわいい。メリーに肩を叩かれるだけで頬が赤くなり二の腕をつつかれるだけで悲鳴をあげるチェルシーはもう恋心が尾を引きまくっててラブコメかわいい。メリー側は全然無自覚なの含めてチェルメリーズのコミュニケーションかわいい……。(breakdownはなんかコンビ名を遠藤先生が直々に提示してくださる事例がちょこちょこあって表記揺れに困らないんだろうなと思う)

 

 チェルメリーズがこれから行く先には恐らくネフィ恋がいて、そこに合流する可能性があって……と考えるとここからまたドタバタしそうな気がする。悪いこと考えてる人たちもそこまで事を荒立てる気じゃなかったっぽいですし、なんやかんやでもう終盤に入ってるんじゃないかと勝手に思ってるんですけど……あと何話くらいでの終了予定なんだろう?

 灰色の実の残量がだいぶ少ないのと森が焼けてるのがちょっと不安ですね。そして本館行きが遠のいてしまった……けど灰色の実備蓄勢とコンタクト取れるのは結果オーライかもしれない。

(追記:メリー欄同上!) 

 

ネフィーリア

 

 今回欠席。一応今のところネフィの望み通りみんなが森の火事をフランチェスカの仕業だと誤認してくれてますが、ここからバレずに済むのかどうか。いやバレると思うんですけど。ネフィにはがんばってほしい。

 

らぶみー恋々

 

 同じく欠席。ネフィーリアは素敵に察しがいいのでアグリの件について触れないでくれてましたが、誰かがやってきたらそんな態度は絶対取ってくれないだろうし、その辺つついたらどうなるんだろう。

 あと恋々の洗脳枠がふりだしに戻ったので魔法の使いどころまだあるかなーというあたり気になります。

 

再登場魔法少女

 

 まずはやっぱり野生的な文学少女こと尾野寧々ちゃんから。強い! すごい! ここまでサバイバルに適応してたんだ!?

 干し肉とか保存食とかは孤島に赴くにあたって持参してきた……んでしょうけど、魔法少女の食事不要能力に甘えず有事の備えに真剣みたいですね。真剣すぎでは!?

 魔法少女としての固定観念に縛られないあり方もまた子供達イズムなのかなあ。一回電脳空間に捕まったことで、警戒する「有事」の範囲が普通の魔法少女より広いのかもしれない。

 

 尾野さんは一応幼少の頃から山とは親しみがあったみたいですが、手製の槍や空気を嗅いでサバイバルを生き抜こうとするあり方はそんな可愛らしいエピソードとはかけ離れたものを感じます。

 やっぱりこの描写から思い出すのはまほいく山ガール代表ことメルヴィル/久慈真白さんで、殺し殺された対象への意識があったりしたら……すごく面白いですね。こういう形で死んだ人のこと思い出すのいいな。

 

 すとん、と腑に落ちた。理解できなかった少女の行動原理がわかった気がした。なにを犠牲にしてでも自分以外の誰かが死ぬことを防ごうとしている。どんな状況にも備えようとするのは、どんな状況でも生き残ろうとしているからではない。どんな状況でも誰かが死ぬのは嫌だからだ。

 

 ここのマーガリートさん視点がすごく今の尾野さんを端的に表してるなーと思いました。友人が主人を殺して廃人になってるの知ったら尾野さんだいぶつらそうだ。(こういう精神の魔法少女を、QUEENSにおいてプフレが戦力にしなかった理由のこと考えてQUEENS読了一ヶ月後くらいの自分の記憶がちょっと成仏しましたがその辺は省略します)

 

 あと次回以降楽しみといえば、女神の後を付けるということは多分マガクラの二人は77メイと合流することになるわけで! そしてメイは亀状態!

 クランテイルとテプセケメイが登場人物であるとわかった時から地味な期待案件だった動物好き対動物のコンタクトが実現するかもしれません。それで何かが起こるかといえばクランテイルの下半身選択肢にエジプトリクガメが追加されるな〜くらいしか想像できないんですけど……。

 

 

 さて続いてはナヴィさん。沼に誘導したのは博打だったようでした。あとぶん殴った訳じゃなくて魔法で気絶させたようでした。ナヴィさんが魔法が使えるってこと半分忘れかけてた。

 メイが変身解除されたのは灰色の実の変種を食べたからで、7753の変身解除は(推定)時間経過によるものとのこと。「汚染」されてるらしい沼自体に何か7753の変身を解く謎ギミックが眠っててもおかしくありませんが……まあそういう感じっぽいということは、13話時点だと恋々森焼きの直接的な影響はまだはっきりとは顕れてなかったのかな?

 

 そしてナヴィさん視点でさらっと明らかになったフランチェスカ「魔法的なロック」にはなるほどという感じ。それでられ子達は穴の中にいたしラギさんも穴の中に監禁されてたんですね。

 人間を認識しないというのもロックの一つなのであれば、赤F.O.E的存在だったフランチェスカも意外と安全に対処できたりするんでしょうか……? それってすごく平和的ですね! もしかしてこの外伝、これ以上誰も死なずに話が完結するのでは!?

 というあれはさておき、ナヴィさんはこれからクラリッサと合流するんでしょうね。ナヴィさんが「不幸の揺り戻し」について考えてましたが、始末せずに沼に放置した77メイが自分の駒であるフランチェスカを利用して脱出してることを考えると……確かに揺り戻しが始まってるのかもしれません。

 

 

 最後は77メイです。このパートすごい好きです! 好きしかない!

 まず7753の咄嗟のジャンプで沼ポチャから救われた亀状態のメイについて。悪いもの食べたらしいけど無事っぽくてよかった。

 メイは一度亀に戻っても変身しようと思えば変身できるということは、元の亀より多少人間的な意識があるんじゃないだろうか? ……と思ってたので、七谷さんの言葉を解してるっぽい反応してたのはまあそういうこともあるでしょう。ナヴィさんじゃないですけどメイがどういう感じで魔法少女やってるのかは結構謎があって気になります。メイ視点をまた読みたいなあ。

 そしてここのコミカルなコミュニケーション好きです。コミカルといえば七谷さんのパジャマも想像より相当コミカルでした。チェック柄とかそういうダサパジャマだと思ってたらかなり別系統のやつだった。

 

 周囲は沼、魔法少女にもなれない、そんな詰みっぽい状況に現れたのは恐ろしやフランチェスカで。マーガリートさん視点で人間を襲わないというのが明らかになってただけに登場即絶望はしてませんでしたが、だからこそここでアクションを起こす七谷さんへの衝撃がすさまじかった!

 何もしなければやりすごせることが(読者側は)わかっていて、そこにこのしがみつき沼移動……緊張の出し方と展開の動きが〜〜上手い……。これをやったのがあの七谷さん、人間に戻ればlimitedの記憶に悩み苦しむ日々を送り、その痛みから逃避して魔法少女のまま生活していた七谷小鳥さんなのだから、いや好きになってしまう……。

 

 7753はかつてプキンに殺されかけたところをテプセケメイに守られ、そのテプセケメイから「プキン」と形容されたフランチェスカを七谷小鳥が利用して窮地を脱出する。守り守られがぐるぐるしている。やーー良かった。

 メイを守るという気持ち、マナの無事を心配する気持ちがなければ、七谷さん的にはそのままナヴィさんの救援を待つという選択肢だってあり得たんじゃないかなあ。ここで脱出できたのが何かいい感じのことに繋がるといいですね。

 

 

 14話感想は以上。15話更新と「近日」を楽しく待機してます。15話更新は7月に入ってからっぽいですが……(悲しい)