すふぉるつぁんど

主に遠藤浅蜊著「魔法少女育成計画」シリーズについて書き残していくブログです。

魔法少女育成計画新短編集発売決定!!!!!

 

 ついに……ついに! ついに!! ついに!!!

 魔法少女育成計画の新刊が発売決定!!!!!

 

 

 

 おめでとうございます! 嬉しい!! 待ってた!!!

「作業中」と「発売決定」は同じ喜ばしい単語でありながら大きく違っていて、発売決定ということは本が買えるということです! 作業中のものはまだ発売されるかどうかわからないけど(発売されてほしい)、発売が決定したものは買える!

 もう本当に2017年3月に連載開始したbreakdownが面白い度に何故無料!? いつまで無料!?! と呻いていたので……そしてその矛先として既刊を買っていたので、時々死にがちなamazonの既刊在庫を気にしない形で購入が出来るのは切実に切実に嬉しいです。なんだこの状態。二年待つとこうなるのか……。

 

 というか普通に魔法少女育成計画が動いていることが市場にあることが素晴らしすぎる。このラノ文庫本当にもう消えてしまったのかと……というか本当に色々……色々考えないようにしてきたことをそんなに考えなくてよくなったことが最高でハッピーだ。

 心が穏やかだ……穏やかではない! 楽しみすぎて全然穏やかじゃない! 本当に嬉しい! 魔法少女育成計画が動いている!!

 

 

 というだけでもう既にとんでもなく嬉しいのに、

 

 
 魔王塾主催地獄サバイバルの再録が(恐らく)決定!!!!!!

 

 ああ…………。魔王塾主催地獄サバイバルはあまりにも需要と供給が釣り合っていない短編の一つで(というか特典系の短編は大体そうなんですがまるごと一冊一話で84ページある地獄サバイバルはその中であまりにも存在が大きい)、それが安定した供給の上に乗るということが……嬉しくてならない。

 魔王塾主催地獄サバイバルの話をする時に「最高の短編なので再録されてほしい」と枕詞を付ける日々はもう終わりです! 嬉しい! 全員読んでほしい。読んでほしいとか思う以前にこんな文章を読んでいる人間は全員読むと思いますが……。

 


 魔王塾主催地獄サバイバル、本当に本当に大好きな短編(中編?)なんですよ。

 というか遠藤浅蜊先生の描く魔法少女戦闘が大好きな人間が魔王塾主催地獄サバイバル好きじゃないわけがない。何故なら地獄サバイバルはほぼ全てが戦闘なので……。

 

 魔法少女育成計画本編では、ちょっとした小競り合いだったり、誰かの仇だったり、思いの果ての命を賭した戦いだったり……大小の差はあれど、一つの大きな「物語」の上に戦闘が発生します。

 その分戦闘の読み応えにも「物語力」が乗っかるというか、展開や感情のブーストが付いた上で超絶楽しい戦闘描写を読むことができます。

 

 対して地獄サバイバルでは、「物語力」はほとんど戦闘に関わってきません。森の音楽家クラムベリーVS花売り少女袋井魔梨華戦など(もうこの文字だけで最高すぎるカード)、魔王塾生同士などのちょっとした接点はあれど、地獄サバイバルでの対戦カードはほとんどが初対面といっていい相手同士。因縁も激情も感傷もほぼないまま、魔法少女がただ戦うために戦っています。

 それが、それだけで、面白い! 単純に戦闘が楽しい! 

 何度読んでも笑顔になってしまう。本当に色々な戦闘の「楽しい」がある。戦う魔法少女が、大きな「物語」の推進力を必要としないまま好き勝手に滅茶苦茶格好よくかわいく美しく血塗れになっている。これは魔王塾主催地獄サバイバルならではの「楽しい」です。(自分は死人が出(う)ることも魔法少女育成計画における戦闘の一つの大きな魅力だと考えていますが、地獄サバイバルでは一応死人が出ない環境のもと魔法少女戦闘が行われています。その生死が不確定なスリルを除いた上で戦闘描写がこんなに「単純に」楽しいというのもすごいです地獄サバイバル)

 

 

 というわけで……自分は地獄サバイバルの再録が滅茶苦茶に嬉しかったです。

 地獄サバイバルが再録されるって情報だけでこんなに嬉しいのに、もしかしたら他の特典系あれこれも再録されるかもしれないとか、本が出るなら表紙があるとか、挿絵もあるかもしれないとか、恐らく収録されるであろう「聖夜の魔法少女ども」、「マリーとメリー」、「魔王塾主催 地獄クリスマスパーティー」全部に登場してる双龍パナースのデザインが挿絵として出てくるかもしれない!? とか、まだわからないあれこれを想像して胸を膨らませると……もう……胸が張り裂けそうですね!? 世界は明るいな……。

 

 というか冷静に考えると、二年以上の空白の発売期間を開けて急に本編シリーズを発売するの刺激が強すぎて読者の頭がどうにかなりかねないので、短編集が挟まれるの健康的でいいですね。

 作業中らしい本編新刊にも備えていきたいです。2019年はもしかして魔法少女育成計画が2巻以上発売されるすごい年だったりするんだろうか。令和いいよね……を言葉ではなく心で理解しました。令和、本当にいい……。