まだまだdouble shadow感想は続きます(朗読劇良かったハイでひたすら感想を書き続けている……)。今回からは朗読劇ではなく原作小説の「魔法少女育成計画double shadow」の感想です。
何度か書いていることではありますが、魔法少女育成計画double shadowは朗読劇版と原作小説版で展開が大きく異なります。プフレとシャドウゲールの視点描写についてもまた原作小説にしかない要素が数多くあり、というか原作では「プフレとシャドウゲールの感情の機微」自体が物語の主題の一部という印象がありました(朗読劇版だとそういう要素もありつつもジップステップ/宍岡守を軸とした人間関係ドラマの面を強く感じた。修羅場もあるし)。
つまり……原作小説版「魔法少女育成計画double shadow」は、プフレとシャドウゲールが大好きな人間にとって物凄く重要度の高い物語だったということです!
朗読劇版プフレとシャドウゲールは(アドリブ含め)カジュアル・コミカル寄りに関係性が表現されていて、それはそれで(舞台で二人を初めて見る人の存在が割と想定される)朗読劇という環境にチューンされており楽しかったな~という感じでした。
で、原作小説版は……何と言うべきか、難しいんですよね……! ちょっとした描写や独白などから二人の関係性や思考を読むことが改めてしみじみと難しく、そして楽しかったんですが。それこそ紗幕の向こうにあるものを見ようと目を細めているような、「わかった」とはとても言えないものを手探りで探っているような感覚でした。プフゲルが出てくる度に毎回これやってるな……。
そんなこんなで原作小説をすごく楽しく咀嚼しています。楽しすぎて初読して数日でデジタル写経というか手動自炊しました。外でも読めるのでかなり良いです。
というわけで今回はプフレについて。相当まとまっていない気配があり、長いです。以下感想。
続きを読む