すふぉるつぁんど

主に魔法少女育成計画について書き残していくブログです。基本的に生き残り魔法少女は全員熱烈に応援しています。平気でネタバレをやります。

breakdown2話感想

 

 3話更新日こと吉日が来る前に何とか間に合ってよかったです。F2Pも面白いことになってますしぱっぱとやっていきます感想!

 

 

 1話感想「魔法少女育成計画breakdown」1話感想 - すふぉるつぁんどと同様に5人の魔法少女に絞りつつ感想を書いていきます。

 

パステルメリー

 

 1話に引き続き開幕に登場したのはパステルメリー。視点を持つのはこれが初めてですね。哀れっぽいやら羊っぽいやら評されるかわいい子の中身はどんなものやら……と思っていたらわりとすっごいアレな子でした。シェパーズパイさん選出の魔法少女2名色々アレすぎでは!?

 2話ではパステルメリーがバイト歴1週間魔法少女ということが判明しました。主人の名前も屋敷の間取りも覚えられていないあたり本当にまだ仕事慣れしていないっぽいですね。慣れたところでどのくらいちゃんと仕事できるのかは謎ですけど。

 

 メリーとは別種でアレな子(いやあれはポンコツとはまた違う何かのような)のドリーミィ☆チェルシー……もとい夢野千枝さんと交わされた意味不明会話はすごかった。34歳相手のラッキースケベ……から始まるズレまくった遣り取り、夢野さんをシェパーズパイと取り違えるミラクル勘違い、からの本物のシェパーズパイが来てなお発するトンチンカンな言葉「どちらが本物……」などなど。見所に尽きないパートでした。これパステルメリーは天然でかわいいなあで済むぽんこつ具合なんだろうか?

 メリーがとんでもないドジっ子なことについて、本人は人間時との頭身の違いを原因だと考えているようですが……どうだろう。単純に滅茶苦茶ドジなんじゃないですかね……。たまが自分で掘った穴に自分で落ちてたのを思い出しました。メリーにはたくましく生きてほしい。

 

「募集広告さえ出せば人が集まると思ってた私が甘かった」というシェパーズパイさんの言葉を見るに、パステルメリーも何らかの広告(と低賃金)に引き寄せられてやってきた子ということに変わりはなさそうです。彼氏と自然消滅したとか、絵を描いているだけでは食べていけなくて悲しい……という1話での自称とか、パスメリ変身前の生活環境がわりと劣悪そうで恐い。

 

 余談ですがこのパートのメリー視点について、一つ気になることがありました。メリーの上司こと「ジョン・シェパーズパイ」さんのお名前です。

 魔法使いの方々は、公開されている範囲で全員の姓(?)が造語です。しかしこの「シェパーズパイ」さんは造語ではなく、羊肉を使用したイギリス料理の名前なんですよね。そのお名前について、羊を扱う魔法少女であるメリー本人は「ヘンテコで美味しそうな名前」と暢気に言っているあたり、ちょっと不安になるような、面白い巡りあわせだなあと思うような。そんな感じです。

 

ドリーミィ☆チェルシー

 

 開幕でメリーに風呂上がりを覗かれた夢野さん。1話の段階で既に恐ろしい勢いでキャラクターを立ててきた夢野さんでしたが、2話でも物凄かったですね……。

 何というか……あれは……恐るべき世間知らずというか、世間を知っている上でなお恐ろしい現実誤認能力で自分の行きたい道を行っているというか。とにかくとても肝の据わった元ニートなんだなあと思わせる2話でした。

「シェとチェで似てたし……」「アットホームな職場って書いてあったから……自分の家と同じにしていいのかなって」「あれ?魔法少女に変身していないといけないんです?」というヤバい台詞3コンボには絶句するしかない。並べてみると改めてチェルシーの被雇用者としての態度すごすぎる。屁理屈並べてどうにか人間体で居ようと頑張ってるところもまたすごい。

 夢野さんの魔法少女観、何というかウェディンさんと同じほどピュアな感じじゃなさそうです。34歳である分多少欲に塗れてるところがあるというか。

 

 そしてチェルシーは……変身したことで性格が変わるという性質を持つ魔法少女でした。魔法少女の時ってどうしてもテンション上がっちゃうんで……」という言葉で済まないようなアッパー感。

 

 扉が開く音によってメリーの言葉は遮られた。振り返るとそこには派手な配色の魔法少女がステッキを構えポーズを取って立っていた。外見年齢は小学校中学年から高学年程度で相応に体格も小柄だ。先程の女性とは身長も体重も足の長さや手の長さもなにからなにまで縮んでいたが、メリーのようなぎこちなさがない。

 小ぶりなステッキの先には小さな星型の飾りがちょこんとついている。なぜかセロテープで補修されていた。

「元気一杯にはじめまして! 魔法少女、ドリーミィ☆チェルシー! です!」

 

 うーんカワイイ。キャラに拘る系魔法少女かなと思ってたけどここまでとは。本人の意思に関わらずテンションが高まってしまうらしい彼女を見て、思い出すのはやっぱり袋井魔梨華でした。勿論彼女ほど社会性を失うわけではないですが。魔梨華以外にも自分を自制できない兆候を見せる魔法少女が居るというのはちょっと嬉しいです。いっぱいいてほしい。

 

 あと微妙に重要な情報として「魔法の端末がネットに繋がらない」というものが出てきました。はーじわじわと孤島化の布石が打たれていく。7753のゴーグルが謎の電波阻害で使用不能になるのも時間の問題かもしれません。いや流石にそれだと7753のやること無くなっちゃうだろうか……。

 

 で、ネットに繋がらない魔法の端末から即座に興味の対象を移したチェルシーが次に取った行動と言えば……。屋敷に掛けられている魔法のコマンドを適当に利用してポリタンクと松明を呼び、屋敷を炎上させるというものでした。本当に何なんだ!?

 いやーここ今読むとどう考えてもギャグパートなんですが……初読時は何故かものすごく緊張して読んでました。

 なぜそんなに怯えていたかというと。ハイテンポで矢継ぎ早に移り変わる展開、暴力の気配、破壊される館――というコミカルさと暴力性の入り混じる素晴らしい文章。これ、物凄く魔法少女が死ぬ時の文章の勢いのように感じたんです! 例えるならマジカルデイシーがコミカルに勢いよく死ぬまでの文章を不安混じりに読んでる時の気持ちでした。誰も腹部に穴開かなくてよかった……。

 このドタバタギャグ劇場みたいなテンポでさらっとチェルシーかメリーが死んだらどうしよう……いや流石に死なないよね……と謎に焦りながら読んでたのをよく覚えています。結果としては3人が階下に落下して羊が焦げ、屋敷が炎上という軽度の被害……で済んでよかったです。本当によかった。3話で屋敷がどんな状態になってるのか気になるなー。後3人とも無事だといいですね。羊も。

 

 チェルシー近辺の描写で特に気になったのは、シェパーズパイさんの使っている謎魔法ギミックが誰にでも使用可能ということ、そしてチェルシーが背後から飛んでくるポリタンクを見ずに回避できるということですねー。少なくともチェルシーはメリーよりは身体能力が高そう……という印象を受けました。あの魔法ギミックでこれ以上人や館に被害が及ばないといいですね。

 

らぶみー恋々

 

 はい恋々。もう恋々パート滅茶苦茶恐い……。読んでて怖い。

 恋々について思うところは色々あったのですが、2話最後の

 

「同情も心配も必要ない」

「はい」

「ビジネスライクな関係だしさ? まあ裏切らなきゃそれでいいよ」

「裏切るくらいなら死にます」

 アグリは一しきり笑い、恋々の真剣な表情を見て真顔になり、俯き、唇を噛み、小さく口を開き、掠れるような小声で「ありがとう」と呟いた。

 

 ここ! これに全部持っていかれました……。いや本当何なんだこの恋々のアグリに対するでかすぎる謎の感情……。彼女が何を考えてこんなセリフを言ったのか全く分かりません。本気でそう考えてるっぽいことだけはわかる。

 1話感想では恋々について「アグリの立場を慮らずに『悲しい』と言い切る傲慢さ」が怖いと書きましたが、2話を見ると、何というか……恋々の恐ろしさはそんなものじゃないような気がしてきます。出会って日も経ってない上司にあそこまで忠誠(?)を誓える恋々のこと、何もわからない……。後あのすごいセリフをぶつけられたアグリさんのこともわからない! 大丈夫だろうか色々。

 

 色々怖い恋々ですが、ナヴィさんのブラフに引っかかってる辺りはまだ未熟さの残るところがあるように思います。かわいげがある。

 breakdownの5人の魔法少女、マーガリートさん以外は爪の甘いところがあるというか、どこかに隙がある気がします。弓を番える手も震えていたりなどしていて、かわいいなと思ったり。そう考えると相対的に本編で登場したベテラン魔法少女達はやはり歴戦のプロだったというところかなぁ。

 にしてもネフィーリアの言葉を「相手の仕草や声の調子から本音を推し量ることができる」という固有の才能で読み取れるようになったりしてる辺りは、恋々も一筋縄ではいかない子であるように思います。それで気味悪がられる経験を何度かやってるところは恋々の恋々性だ……。ナヴィさん相手に一度はしてやられた彼女ですが、場数を踏めば彼のことも推し量れるようになるのかな。

 

ネフィーリア

 

 らぶみー恋々がすごいので相対的にまともっぽく見えてるネフィーリアさん。いや事実わりとまともな人なのかもしれません。

 彼女は2話で、5人の魔法少女の中で唯一まだ視点を持っていない魔法少女になりましたねー。何を考えているのかわからない魔法少女……ではありますが、何となくそこまでとんでもないものを内側に抱えているわけではないのでは……という気がします。相方が相方だからかな……。

 5人の中で一番人間らしくない外見なのに、何かちょこちょこ人間味のある描写が挟まれるのがギャップかわいいネフィーリアです。しりとりのる攻めとか、恋々ヘの「お互い辛いね」という視線の遣り取りとか。

 

 ネフィーリアの描写で面白かったのは彼女が『ナリアミ式の本契約』の契約書を持参し、そのテンプレートを弄って穏当な契約であるように見せかけることができる……というところ。専門家だ……。(初読時ここのナヴィさんの「専門家ァ」って文字でちょっと笑ってしまった。専門家ァ……)戦闘は得意ではないという辺り、本当に権利とかその辺の調整一点特化の魔法少女なんでしょうか。今まで出てきたビジネス魔法少女の中でも珍しい感じの働き方のように思います。対魔法少女より対魔法使いを専門としてたりするのかな。

実験場出身、曰く付きの魔法使いであるところのナヴィとアグリが協力関係を結ぶシーン。そこに堂々関与できるネフィーリアは何というか実に格好よかったです。己の専門分野をやってる魔法少女は例外なく格好いいです。

 

 そういえばこの恋々&ネフィーリアチームの視点で出てきた新登場魔法少女「クラリッサ・トゥースエッジ」さん。彼女はどんな魔法を持っているんでしょうか。肉食獣のように鋭い犬歯、倒木に噛みついた跡……。もしかするとあの倒木は、ナヴィさんが何らかの意図を以てアグリの道中に配置したものだったのかもしれませんね。謎。

 

ミス・マーガリート

 

 残念ながら今回はマーガリートさんの出番は無し。来週は何かしらの活躍が見られるといいですねー。既に島に乗り込んだ人たちが割と好き放題に動き回ってる中、常識人枠……?っぽいマーガリートさんはどういう形で他の人達と関わっていくんでしょうか。諸々楽しみです。

 

再登場魔法少女たち

 

 再登場魔法少女についてはさっくり書こうと思ってるのでさっくり済ませるんですけど、7753チームはすごいほのぼの珍道中してますね……。

 島での道行きで、7753は植物に対して強い興味を持ってるようでした。植物好きだったりしたんだろうか。メイとのちょっと謎な「蜘蛛の糸」トークは、「正月と亀」での二人の遣り取りを思い出してほっこります。やっぱり7753の元でメイはちょっと謎な風に知識を得てしまってる気がする。メイが7753のことをウェディン呼びしてるのは、メイも何だかんだで7753をリーダーと認めてるってことなんでしょうか。

 

 このパートで登場した新しい魔法アイテムこと「灰色の実」。大地から魔力を吸い上げるという特性を聞く限り、どうやら自然界には少なからず魔力が宿っているようですね。魔法少女の大量生産で大地が弱ったりしないものだろうか、無印で登場した「元気が出る薬」の原料がこの灰色の実だったりするんだろうか……等々想像が膨らみます。

 新種らしいそんな「灰色の実」を食べて元気を取り戻すマナさんを見てるとどこか不安な気持ちになるのは何故でしょう。食べて大丈夫なものなんだろうな……。

 

 ラギおじいちゃんが登場しなかったので、クランテイルも今回は登場しませんでしたね。3話で出てくるのか否か、ラギおじいちゃんとは果たして仲良くやっていけるのか。気になります。元気にしてるといいな。

 

 

 という辺りで、2話の感想はここまで。楽しく5月吉日を待とうと思います。