すふぉるつぁんど

主に遠藤浅蜊著「魔法少女育成計画」シリーズについて書き残していくブログです。

まいにち魔法少女4日目:ユナエル

 

 本日のまいにち魔法少女です。ナンバーは8、一桁なら間違いなく無印勢だろうと思って確認したところユナエルでした。鬼門です。

  今更ですがピーキーエンジェルズをひとくくりにしなかったことをなかなか後悔しています。がんばります。

 

 

  ユナエル。登場話は「魔法少女育成計画」。

 髪が内はねで右足にリボンを巻いている部分がミナエルと見分けるポイントです。外見年齢は10歳程度で、天使でフリルで片翼でときっとうつくしい美少女なんでしょうが……SDキャラ以外の絵で描かれたためしがない。残念。

 人間時は推定女子大生で、天使になるべくして生まれてきたような苗字の天里優奈ちゃんです。美奈とは同棲中。

 

 

 「ユナは、ユナは……」って言いながらミナエルが泣いているところを思い出して、ああならユナエルがウィンタープリズンにワンパンされた方だなと理解して、そこからミナエルが岩になってクラムベリーにワンパンされた方だなと考えて、じゃあユナエルは生き物に変身するほうだなという具合にめんどくさく逆算して毎度名前と特徴と魔法を思い出しています。ごめんなさい。

 ちなみに妹の方です。「お姉ちゃんマジクール」のほう。付和雷同だとルーラに蔑まれているピーキーエンジェルズの、更に付和雷同な方です。と言いましたがセリフを追ってる限り性格上の違いはそこまでないのかなと思います。「今日の牛丼は卵つけちゃうもんね」のほうがユナエルです。

 

 

 ピーキーエンジェルズがこの上ないふたりぐみ魔法少女だし、衣装のマッチングも完璧だし、ロリ美少女だし、フリルましましだし、恐らくははだし魔法少女っていう要素要素を取り出せば、ユナエルは完璧に趣味ど真ん中なんですが……ミナと違う部分を魅力として感知する前に死んでしまう! 死ぬのが早すぎる!

 ミナの方は(ユナを失って目が据わった後の)好きな要素も沢山ありますが、ユナはミナと一緒にぐだぐだしてた直後にウィンタープリズンにドカンされちゃったんですよね。

 

 ただ、FANBOOKでは、ミナと比較してそこそこゲーム好き(♡5ではないので超好きというほどでもないらしい)ということが判明しました。

 episodes短編「天使をプロデュース」で双子が桃鉄対戦をしているらしい会話がありましたが、それならミナユナハウスに桃鉄を導入したのはユナの方かもしれません。

 

 

 あのウィンタープリズン戦で、ミナが魔法少女の身体能力差をいい具合に伝えてくれてるのは非常にありがたかったです。

 廃寺戦において、コミカライズ版シスターナナはウィンタープリズンにパワーアップを祈りつつ逃げたんですが、本編のシスターナナは強化魔法を行使することなく脱兎の如く逃走しました。

 というわけで原作のウィンタープリズンさんは完全に自力のみで天使の身体をぶち抜いたわけで、死にぎわブーストがあったとしても魔法少女の肉体の強さ弱さをはっきりと感じます。同じウィンタープリズンの拳でも、クラムベリーさん相手にはナナ強化済みのパンチ複数発でも鼻血程度だったわけで恐ろしいことです。

 

 ウィンタープリズンにはたとえ偽物だったとしてもシスターナナの姿をしたものを攻撃できなかったという情緒的な要素を、ピーキーエンジェルズに理解できたかどうかは不明ですね。そもそもウィンタープリズンの思考がぶっ飛んでますし……。

 

 ただ、(ウィンタープリズンを理解できたかどうかはともかく)ピーキーエンジェルズはどこまで行っても閉じてる気がします。

 双子は双子の中で世界が完結してしまってて、一緒にPVを作ったたまと仲良くなったのかなと思いきやそう……でもないし、新たなリーダーたるスイムについては嫌いなルーラをやっつけてくれたからついていっているという感じで。

 

 ルーラ組は作中ではわりと年齢も性格もバラバラな感じの集団なんですが、そんなバラバラメンバーが時間をかければもっと仲良くなっていたかといえばううむ……と首をひねるあたりが特徴的です。

 紅葉狩りについてく程度には集団行動ちょくちょくしてたようなので、もっと時間をかければもっとルーラとも仲良ししてるミナユナが見れたんでしょうか。どうだろう。

 

 

 魔法について。ユナエルの魔法は「好きな生き物に変身できるよ」です。ですが本編中では烏、猫、シスターナナ程度にしか変身していません。勿体ない。

 

 身長体重等は変身によって変化するそうですが、自分で変身後のサイズ等を弄れるのかは謎です(つまり、任意で変身個体の体格を調節できるのか、あくまでイメージした生き物の複写しかできないのか)。あとは、たとえクラムベリーに変身したとしても、身体能力と魔法はそのままなので本物のクラムベリーには手も足も出ません。魔法も使えません。

 なので用途としては基本奇襲するか動揺させるかでしょうか。うーんなかなかどうして使い所に困る魔法です。ある程度の人間関係の把握ができている無印だったからこそ役に立っていたのかもしれません。

 

 

  そういえば、彼女の死についてもう少し。元気の出る薬を買うときの寿命(3年分)はじゃんけんで負けたユナエルが支払ったんですが、これって俗にいう死亡フラグですよね。双子の寿命支払ったほうが先に死ぬっていう。

 寿命を支払うってなかなかにオーバーテクノロジーで、どういう処理してるのかさっぱり謎なんですが、まあ魔法少女に強制的に心臓麻痺を起こせるシステムがある時点でなにをどうつっこもうとも野暮です。

 

 

 さて、好きなイラストについて。文庫版魔法少女育成計画の口絵カラーイラストが好き。スイムたまミナユナが恐らくはルーラこと木王早苗さんの亡骸を見下ろしている印象的なイラスト。

 あれ普通に口絵にするには衝撃的なネタバレですが、口絵というのはそういうものなんでしょうかラノベをあまり読まない)。あれを見てえーっと思ったのが2012年の遠い記憶にあります。ルーラがいないイラストを見て、「偉そうにしてるやつがね」というセリフを見て、あっルーラ死ぬじゃんコレって本編を読みながら静かに焦りました。

 

 好きなセリフは勿論「お姉ちゃんマジクール」でしょう!

 まほいくアニメ化にあたってLINEスタンプが発売されるだろうことと思うので(真顔)その時はマジクールスタンプもきっと出ることと思っているので連打したい。ピーキーエンジェルズを煽りに使っていきたい。

 

 

 そんなこんなで以上です。終わってみればはやいものでした。明日もがんばります。