すふぉるつぁんど

主に遠藤浅蜊著「魔法少女育成計画」シリーズについて書き残していくブログです。

アニメ1話感想

 

アニメ感想!

今日は10月3日。恐らくは瞬間最大風速的に言えば最も多量の視聴者が「まほいく」を知るであろう、運命の日です。放送時間を過ぎたのでフワッとした感想自粛解禁しました。

自分は奇跡的に1話だけ10/1にAT-Xで観ることが叶いました。平常時はBS11民としてやっていきます。

 

というわけでなにはともあれの感想。当然のことですがこのブログは原作読了者対象です。原作読了者対象です!

 

 

 アバン

 

開幕1秒で早速血液でギョッとしました。というか笑いました。ああ音楽家の過去ここでサラッとやっておくのかー!

ある程度不穏な気配を撒いておいて、初見視聴者にほのぼのアニメと錯覚させないようにするためにはいい感じの配慮かなと思います。音楽家云々自体はそこまで衝撃の事実というわけでもないですしね。

 

音楽家の外見が過去時間軸でも変化していないこと、アプリ「魔法少女育成計画」の敵モンスターが音楽家が対峙した「悪魔」と同デザインであることなどをふまえると、初見的にはあれが過去のことなのか未来のことなのかもまだわからない気がするので楽しそう。

もしかしたら森の音楽家クラムベリーさんは未来時間軸で悪魔が暴走してN市を滅ぼしてその中で一人生き残った世界からタイムリープしてきた時を超える平和主義者の魔法少女なのかもしれません。かなり厳しい。

 

OP

 

魔法少女育成計画魔法少女が生きてる!動いてる!というところに感動してしばらくは冷静に見れなかったこのOPですが、流石に2桁単位でループしたので今ではわりあい落ち着いて観ることが出来ます。

改めて16人多いなぁ。名前覚えるのが大変そうです。笑顔の陰るスノーホワイトが伸ばした手をリップル(の右手)が握る、というのは非常にこうこれからの展開に胸が高まります。

 

個人的に好きなカットはトップスピードとルーラチームとねむりん。トップスピードが生きているのを見ると涙が滲みます。今で既にこれなのでマジカルキャノンガール回は開幕から号泣してそう。この髪色は結構アリだなー。

ルーラチームについてはやっぱり人数多いなぁというところと、後はたまが色々とものすごくかわいいので何度も繰り返し見てしまいました。アニメたま全てがかわいいので困る。ねむりんは当然の如くにかわいい。かわいい尽くしですね。

 

謎めいた黒の魔法少女、ハードゴア・アリスが見つめる瞳の先には涙を流す一人ぼっちの姫河小雪――というカットも好きです。アリスについてはラ・ピュセル脱落以後次第かなぁ……

 

本編諸々

 

姫河小雪めんどくさい!!! 良い! 良い!!

というのがまず強く思った感想でした。コミカライズ版姫河小雪さんはわりとこの「魔法少女に対する面倒臭い執着」が省かれていたのでアニメ版はどうなるかなーと気にかかっていたのですが、原作を上回る勢いで魔法少女に拘ってますねこの人。良いぞ……!

無課金だからやってるだけと言いつつ悪魔に18回挑戦したりレアアイテム拾ったり(ここの伏線非常に非常に上手いと思う)、頑張ってる姫河さんとてもかわいい。アニメ絵雑誌の顔パッて隠すのすごくわかるぞ……。

憧れの魔法少女になれた喜びと共に笑顔で善行を積んでるスノーホワイトの笑顔も非常にかわいい。彼女固有の魔法の描写が少し控えめだったことは2話以降注目したいなぁ。猫にひっかかれた程度だと多分魔法少女の顔傷つかないんですけど演出として見ます。

 

誤解の無いように書いておくと、自分は面倒臭い姫河小雪が大好きです!彼女が「魔法少女」に対して明らかに過剰な夢を抱いていることこそが、デスゲームに雪崩れ込んで以降の曇り具合の説得力、以降のセリフ諸々に繋がってくるんだと思っています。アニメ版姫河小雪がそのセリフを発するに至るのかは、まだ勿論わかりませんが。はぁぁ楽しみ。

 

小雪の口から飛び出たアニメキャッチフレーズ「それでも私は、夢見てる。」がここからどう変質していくのか……。ああ。嬉しいなぁこうやって楽しくアニメ見られるの。

 

 

「原作の展開をアニメがなぞる」ことについて。自分はどちらかというとアニメの世界の登場人物達は改変に応じてまた別の生き方を貫いていってほしいなと思うほうなので、原作通りのセリフ回しを何よりも望むというわけではないのですが。それでも。

「もう一人は忍者だしw」とか言ってるアニメスノーホワイトちゃんが、最終的に「違う。リップルこそが魔法少女だ」まで行ってくれた日には、日には……自分はスノーホワイトチョコぐるみを抱きしめてボロッボロ泣いてると思います。書いておいてなんだけど嫌だなぁその図。

 

 

 

続いて細々した感想。よっちゃんとスミのビジュアル公開おめでとうございます。なんというか等身大の中学生感あってとてもよいです。この二人も魔法少女なのかな!?とか色々想像できそうで楽しい。

小雪幼少期、及び岸辺颯太幼少期、あとはキューティーヒーラースビジュアル公開あたりもめでたい。このキューティーヒーラースはマルイノ先生デザインなのかそれとも。

ギャラクシーの文字は見えなかったのでダーキュさんとかアルタイルとかそのへんの存在は確認できなさそう。さすがにね……。

 

印象深かったのが「魔法少女と会った記憶は齟齬が無い程度に曖昧になるし意図しなければ写真にもはっきり写らない(雑まとめ)」というアニオリ設定。これは原作で存在しててもおかしくない良設定だなぁと思います。『魔法の国』側が、魔法少女という存在がある程度人間の記憶を簡単に操作できてしまうというのは、原作最新刊等の展開にも繋がりやすいですし。

 

 

1話は全体的にスノーホワイトラ・ピュセルのコンビ結成について焦点を当てていましたね。この辺原作だとサクサク片付いたところなので改めて12話という尺の広大さを噛みしめます。「自分が岸辺颯太である」ということを中々言い出せないそうちゃんはかわいいし、スノーホワイト魔法少女について熱く語っているところに目を奪われるラ・ピュセル非常にかわいい。今週の萌えシーンはラ・ピュセルの尻尾です。

 

全国数万人の百合厨がこのふたりぐみ展開に熱く燃え、男バレで瞬間的に絶句したことと思われますがまほいくとっても面白いのでぜひこれからも視聴継続していってほしいです。

とりあえずこの、ある種の人間は少なからずショックを受ける展開を1話で済ませたのは非常に良い点だと思います。屠殺は早目の方が立ち直りもはやいし。。一部界隈が白目をむいてる半面、この展開に惹きつけられる人も勿論大勢居るでしょうし、なにはともあれ話題になります。

 

 

「この剣に誓う!~~」で、「たとえこの身が滅びようとも~~」要素が終わってしまってたとしたら残念ですが(あのシーン好き)、ねむりん脱落以後で改めて本当の「騎士」としてスノーホワイトに誓いを立てるシーンがある……かもしれませんね。今回の誓いは少しお遊び空気があったので二度めで仕切り直すのありかも。

 

ラ・ピュセルの口からカラミティ・メアリとルーラチームについて言及させたことも良改変かなぁ。魔法少女チャットシーンに居なかった人たちにも目を向けさせるの良い。二話では多分リップルとメアリの確執をやるだろうし、とりあえずカラミティ・メアリについてはいい感じに印象付けられそう。ルーラ様も楽しみです。

担当地区について覚えるの初見視聴者は大変そうだなぁ……。

 

 

そうリップルリップルです。アニメはスノーホワイトリップルがデスゲーム開幕前に顔を合わせている世界の物語です!

この出逢いが、スノーホワイトからリップルへの感情(衝撃的単語)が、どう展開に関わってくるのか! スノーホワイトリップルについて思うことって原作だとほとんど無かったように記憶してるんですよ。楽しみだぁ……

 

リップル(細波華乃)について気になることと言えば「母親を特に嫌っている」というアイキャッチのメッセージ。これはどちらかというとコミカライズ寄りの細波観です。

原作細波さんの母親云々発言、「母親が連れてきた五人目の自称義父に尻を撫でられ、屈辱を拳で返し、荷物を纏めて家を出た」という一文に極端に集約されているので(無印の密度がよくわかるこの文章大好きすぎて毎回笑う)(追記:「泣くことを恥と思っていないところは……そんな女はたくさんいたが、その中でも母親を思い出した」を膨らませてるのかなぁと今更。ここから「母親嫌い」要素を出してきたとしたらすごいなーー(楽しみ))どういう掘り下げがあるのか注目だなぁ。一人暮らししてるのかなー。暴力女してるんだろうか果たして。

 

 

あと言うべきは亜子とスノーホワイトの出会いでしょうか。ここは亜子視点でもう一度攫ってくれるだろうなぁと思います。白いコスチュームのスノーホワイトが泥だらけになってまで頑張って鍵を探す……という要素、かなり好きだったので落ちたのはちょっと残念。でもスノーホワイトが笑ってたのでよかったです。

 

「半分に減らすぽん」で一話は引き。二話は多分ねむりんの冒険とリップルメアリをやりつつ一人目脱落まで行くかなぁ。ここからが本当の魔法少女育成計画だー!という二話になりそうなのでドキドキです。

 

ED

 

ただ16人が寝てるだけなんですけどどうしてこんなに胸に来るんでしょうか。1話が(アバン以外)平穏の限りだっただけに、このEDがまた不穏で良い。

やっぱり16人が一つの枠の中に集合しているシーンを見ると、ああ16人居てこその魔法少女育成計画なんだなという感慨が胸に溢れます。ここからどんどん減っていくのが楽しみであり恐ろしくもあり。

 

 

そんな感じで1話感想おわりです。とにかく「楽しく観ることができた」のが個人的に一番幸せでした。これからも楽しく見られるといいなーと思います。書き漏らしましたが変身シーンのクオリティがしつこすぎずかわいらしくて素晴らしかったです。あと数名見れたら感無量だなぁ。以上。

かえすがえすもQUEENSが10月発売じゃなくて命拾いしたなぁというかんじ……。遠藤先生もマルイノ先生も修羅場空気出てますし、個人的にはQUEENS来年でもまだまだ待てるくらいですけど。というか本編と並行してアニメ追うと心が大変なことになる。