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すふぉるつぁんど

主に魔法少女育成計画について書き残していくブログです。基本的に生き残り魔法少女は全員熱烈に応援しています。平気でネタバレをやります。

コミカライズ感想 3話

コミカライズ

 

魔法少女育成計画コミカライズの感想、3話です。

2話:

 

mgrp.hatenablog.com

 

漠然とした2話まとめとしては、スイムスイムとシスターナナとウィンタープリズンが出会い、リップルとトップスピードが登場し、リップルの過去が語られ、そしてマジカロイド44を引き連れたカラミティ・メアリがリップルに攻撃を加えてリップルが怒ったって感じの流れでした。

 

3話はまるっとメアリVSリップルですね。これもかなり楽しいんですけど、戦闘描写が多いのでさっくりと感想書きます。

 

EPISODE:3感想

1ページ目の「魔法少女リップル!!」のコマが好きです。薔薇に装飾されてるリップル。クラムベリーの子供達であるという伏線……になってるのかな。

 

 

ページを捲れば早速戦闘です。メアリが攻勢。リップルはやり返しますが威力に掛けた投擲。

短いやりあいの合間に、「自分の魔法を恐れている」というところから、「暴力はいけない」と華乃が考えているところまでメアリさんに見抜かれてしまうリップル。ここは原作でもマジカロイドの性質をよく見抜いていたカラミティ・メアリの系譜を継いでいると言うべきか、良い目を持ってます。

 

 

「そう――… 確かに魔法少女になれた時 その力に期待した」とはリップルの過去を思い起こしての独白。

コミカライズリップルは、憧れより先に……もしくはそれとほぼ同時期に、魔法少女に圧倒的な力としての要素を求めていたのです。

 

過去回想としてマジカルデイジーアニメがチラッと出てますが、この時の華乃ちゃんお幾つなんでしょうね……。

幼少期に既に自分のことを強いと自覚してる辺りから考えて、やっぱりコミカライズ世界での華乃さんも腕力高そうです。

 

 

しかし彼女が持つその強さは、「あなたを守るために耐えている」と言いながらDVを甘んじて受け入れている母親によって完璧に否定されることになります。いやあ酷い。自分の存在意義そのものに疑問を持ってしまう華乃。

 

自然暴力にも抵抗が生じます。そこに輪をかけての高校入学後の事件。母に依存された果てについ手が出てしまい、その暴力について「お父さんが帰ってきた」と言われてしまってはもはや自分の存在への疑問、暴力への忌避感はすさまじいまでのもの。

 

 

暴力から遠ざかり、しかし魔法少女になったリップルが得た魔法は暴力一辺倒で、その魔法は捨てられるものではなく。

可憐で正統派で、誰かに必要とされるような魔法少女スノーホワイトの活躍が更にリップルという魔法少女の在り方への疑問を増やし――

 

自分の魔法について「誰かを幸せにできる力では決してない」というリップルは、魔法少女である自分そのものに自信を無くしています。原作のリップルの一要素をかなり濃縮した感じです。

 

 

 

しかし――しかし。そんな疲れ果てたがんじがらめのリップルと、彼女に銃口を向けるカラミティ・メアリの間に割って入り、仲裁してリップルを引き取った後のトップスピードの言葉が、リップルを大きく揺らがせることとなります。

 

「なに怒ってんだよ」

「トップスピードには… 話しても…理解できやしない…」

「… そっか…?」

「まあ…」「俺にわかることといったらさ」

「今日はリップルのおかげで」「ひとりの人の命を救えたってことだな」

 

うーん……いいなぁ。

リップルが「理解できやしない」と言い捨てた直後にリップルが一番必要としていた、「魔法少女リップルにも誰かを救うことが出来る」という趣旨の言葉をやさしく伝えて上げられるトップスピード。すさまじい。

月と星が輝く空をバックに、眼を閉じて微笑むトップスピードと、息を呑むリップルの絵も素晴らしいです。トップスピードもかなり良い目を持ってる魔法少女なので、自分の魔法(=暴力性)は誰も幸せに出来ない、というリップルの悩みをいい具合に汲み取ってあげられたのかもしれません。良い……。

 

 

「私なんて最初から存在しない」と独白していたコミカライズリップルが、「手裏剣を投げれば百発百中だよ」という魔法、ひいては「魔法少女リップル」という存在について肯定的に考え始めたのはこの時が初めてだったのかもしれません。

 

自分の母親によって深く傷つけられ、あり方そのものを変動させられたリップルが、一人の母親であり、同時にリップルの友達であるところのトップスピードにその傷を癒される。良い。

このときのリップルはトップスピードがお腹に子供を宿していることなんて知る由もないのですが、そういうトップスピードだからこそ、リップルに適切な言葉を投げかけてやることが出来たのかもしれません。

 

 

感情が昂り、無言でトップスピードの背中に額を押し付けるリップルと、そんなリップルにまたすばらしく柔らかい笑みを向けて振り返らないまま進むトップスピード。良いです。

というか本当にトップスピードの微笑み一つ一つが相当に母親であり少女でありリップルの相棒でありというトップスピードのあれこれを内包した絵で好きです。すごく好きです。

 

 

 

そんなこんなでリップルVSメアリ戦が終了してしまったのでちょこちょこ漏れた部分を追記しますと、

メアリさんの脚が長くて素敵だったり、母親を殴ってばつが悪そうな顔をする細波華野ちゃんが相当可愛かったり、リップルが想像するスノーホワイトが本編でおよそ8割を占めるであろうネガティブな表情ではなく穏やかな表情なのでとても可愛かったり、メアリにわざと当たらない投擲をした後180度転換して攻撃というなかなか高度な攻撃をリップルがしてたり、リップルに弾切れという概念があるんだろうかと少し思ったり(要検証)、その時のページの「手裏剣ー投げたら百発百中」という文字面は格好いいシーンなんだけどちょっとシュールだったり、でも月を背後に降り注ぐ手裏剣(メアリには通じなかった)っていうのはメアリ最終決戦のついにメアリに通じたあの展開の前フリになってていいなあと思ったり、前回書きそびれたんですけどトップスピードのラピッドスワローがバイクのタイヤ抜いて後輪部分に箒付けてて思ったよりバイクでそれはそれでタンデム感増してとてもよかったり、「では失礼します」のところでふててメアリに顔を向けないリップルの背中がすごく良かったり、「ああいうお嬢」の「お嬢」って文字にちょっと反応したり、メアリの「スノーホワイトくらいならお前にも殺れるだろう」っていう言葉はラ・ピュセル脱落前であるこのタイミングだとちょっと不適当なんじゃないかな、でもまあ音楽家除けば確かに1話でルーラ様チーム程度(メアリ視点)にほえづらをかかされてるスノーホワイトラ・ピュセルコンビが一番手を出しやすそうだなと考えたり、

そういうことを考えていました。

 

 

 

そして3話ラストシーン。リップル・トップスピードの回と同じく、仮想空間に呼び出されたハードゴア・アリスと、その指導役の魔法少女、シスターナナとヴェス・ウィンタープリズン。1話でねむりんがスノーホワイトラ・ピュセルを指導してた時は仮想空間じゃなかったことについては謎。

 

アリスちゃんの背中こういうふうになってるんだかわいいなあとか、アリスちゃんのにィって微笑みはいかにも不気味なかんじでかわいいなあとか、そういうことを思っていたら終了です。あー面白かった。

 

 

以上。明日は4話感想です。がんばります。