すふぉるつぁんど

主に遠藤浅蜊著「魔法少女育成計画」シリーズについて書き残していくブログです。

16人の魔法少女たち・嘘予告ページまとめ

 

 今更すぎる紹介ではありますが自分用のリンクまとめも兼ねて、魔法少女育成計画発売前の最後の平穏な娯楽こと「嘘予告自己紹介」(適当名称)についてまとめです。

(2/21/17追記:嬉しいことにbreakdownの魔法少女も来てたので書きました)

(8/10/19追記:発売前ですが「黒」について雑感を書きました)

 

 

 嘘予告自己紹介とは「魔法少女育成計画」シリーズ(本編)の発売直前にこのライトノベルがすごい!文庫 スペシャルブログ」内で公開される魔法少女の顔と名前についてのお披露目ページです。ラフ画を除けば原作をリアルタイムで送っている読者はそこのページの更新で初めて、次の本編で登場する16の魔法少女について知るのです。

 ここで顔を眺めて、ああこの名前は死にそう! とか、あーーこの顔は強そうだなあ~~とか、好き勝手に適当な予想を立てるのがとても楽しいです。好きな遊び。

 

 もしかしてアニメから入った人は嘘予告自己紹介の存在自体を知らないかもしれません。読後に眺めてもとても楽しい気合の入ったページなのでぜひ眺めてみてください。

 

 というわけで無印/restart/limited/JOKERS/ACES/QUEENS各嘘予告自己紹介ページのリンクと、そこの中にあるおふざけの中に巧妙に混ぜ込まれた本編内展開示唆なんかをぱらぱら掻い摘んで紹介です。ちなみにキャラクター画像にオンマウスすると名前が表示されます。

 

目次:

 

無印

 

リンク:このライトノベルがすごい!文庫 スペシャルブログ : 『魔法少女育成計画』16人の魔法少女たち

 

所感:無印は特に本編と嘘予告の関連が強いです。ラ・ピュセルやアリス、ウィンタープリズンなんかはほぼ嘘予告でもなんでもなく自己紹介のようなものです。

 何度も書いた覚えがありますがスイムスイムの嘘予告が本当に大好きです。総じて大人しめなはっちゃけ具合の中で一人ぶっ飛んでいる森の音楽家クラムベリーさんの異常性はすさまじいものがあります。森のみんなー!!!

 

小ネタ:

リップル

「私は魔法少女じゃなくていい……」:作中最終盤のリップルのド名台詞

カラミティ・メアリ

じゃあなんで、専業主婦の私が
魔法少女なんてやらされなきゃいけないの?
家事も育児もあるのに命じられるのは無理難題ばかり。:家事……? 育児……?

ハードゴア・アリス

「人殺しは、みんな同じ目をしている」:作中終盤の亜子の地の文から

 

 restart

 

リンク:このライトノベルがすごい!文庫 スペシャルブログ : 『魔法少女育成計画restart』16人の魔法少女たち

 

所感:無印とリスタについては読後にページの存在を知ったのでこいつ死にそう!!! って遊びはできませんでした残念。

 ただ今こうして眺めるとやはり統一立ち絵感の強かった無印の面々と比較してぐっと世界が広くなったような気がします。あと全シリーズで比較してもトンチキな嘘予告の割合は随一です。比例して小ネタ要素は少ないように感じます。

 

小ネタ:

ディティック・ベル

第一話「人小路邸連続殺人事件」:プフレ人間体こと人小路庚江から

ラピス・ラズリーヌ

 五人揃って! プリズムジュエル!:ラズリーヌは嘘予告でも戦隊感が強いです。ピュアエレメンツ感。

 

limited

 

リンク:このライトノベルがすごい!文庫 スペシャルブログ : 『魔法少女育成計画limited』16人の魔法少女たち

 

所感:へーlimitedも魔法少女がかわいくていいなあとへらへら笑いながらページをスクロールしていたところ、最後から三番目こと魔王パムで(えっrestartにも魔王いたのにまた魔王でてくるの)と動揺し、続くリップルで(リップルまた殺し合いに参加しなきゃいけないんですか!?!?)と深く動揺し、最後に控えるピティ・フレデリカでただただ絶句する。そんな感じでした。ほんッとうに楽しかったこの衝撃……。いまでもよく覚えています。

 「スノーホワイト育成計画」読者の頭に強烈な勢いでその名を刻み込んだ(そして展開のままなら収監なりなんなりされていたはずの)ピティ・フレデリカの顔が明らかにされたのはこのページでの公開が初めて、加えてリップルの登場はラフ公開段階でも伏せられていた、ということもあり、本当の本当にこの三人の情報は嘘予告ページが初開示でした。

 呑気な事に当時は怖さより楽しみが勝っていました。今となっては本編に既出キャラクターが出るのが恐ろしくてならない。

 それにしてもピティ・フレデリカのデザインはとにかく素晴らしいと思います。プク様の時も強く思いましたが、既に登場しているキャラクターに「ああこれだ」と深く納得するような顔を与えるマルイノ先生のお力はすさまじいことです。

 

小ネタ:

7753

新番組!『革命学園7753(ななこさん)』:少女革命ウテナ」のパロディっぽい。

キャプテン・グレース

亀のメイだけをお供に、一艘のボートで大海原へ出航した:メイは亀。

トットポップ

そんな噂を耳にしたジェシカ・プレイズは、日本への留学を決める。:ファンブックを除くとここでしか書かれていないトットポップ人間体の実名。イギリス人です。

魔王パム

飢え、倒れ、野垂れ死にしかけていたパムと
お付きの音楽家を助けたのは……。:森の音楽家クラムベリーとの関連を示唆

リップル

 新シリーズ!『魔法忍者リップルforte』:二期。クラムベリーの子供達らしく音楽用語が追加されています。意味は「強く」

 

JOKERS

 

リンク:このライトノベルがすごい!文庫 スペシャルブログ : 『魔法少女育成計画JOKERS』16人の魔法少女たち

 

所感:QUEENS読後に見返すと、「魔法の国から魔法少女を解放せよ」という印象的なキャッチコピーはトランプシリーズ三部作を総じたものだったのかもしれません。ああ……。

やっぱり印象的だったのはピュアエレメンツですね。この5人は嘘予告と言いつつただの自己紹介です。個性派ぞろいだった嘘予告が統一された同じアニメタイトルで5連続というのは衝撃でした。嘘予告初見時は、ピュアエレメンツのことをかわいい顔して悪いことしてる極悪チームだろうかと思っていました。懺悔します。

 

小ネタ:

プリンセス・テンペスト

 こんちは! 東恩納鳴、小学二年生でーす!:時系列を詰めると鳴ちゃんはJOKERS事件時小学三年生のほうが妥当なのではないだろうかという気がします。ここに書くことではないですが。

袋井魔梨華

狂花の異名をとった元特殊部隊のまりかちゃんを:元魔王塾生であることの示唆

アンブレン

中学校に入学してからなかなか友達ができない嵩山美津。:ファンブックを除くとここでしか書かれていないアンブレン人間体の実名。アニメ世界では中学生ですが現実的には小学生魔法少女だそうです。

ウッタカッタ

新番組!『シャボンズ&ドラゴンズ』:パズル&ドラゴンズだ……(追記:ダンジョンズ&ドラゴンズではないかとの指摘を頂きました。前半分にズがあることからもそちらがパロディ元かと思います!)

スノーホワイト

『よろず相談魔法少女スノーホワイトAndante』:二期。クラムベリーの子供達らしく音楽用語が追加されています。意味は「歩くような速さで」

最終話「サヨナラマイフレンド」:後日ACES最終章のサブタイトルと相成りました。ひどい。

 

ACES

 

リンク:このライトノベルがすごい!文庫 スペシャルブログ : 『魔法少女育成計画ACES』16人の魔法少女たち

 

所感:キャッチコピーは『軋む「魔法の国」。揺らぐ「魔法少女」。』です。とんでもなく不穏でとんでもなく好き。アニメ関連のほとぼりが冷めたらこのキャッチコピーが書いてある帯でいつかいつかACESを飾ってほしいけれどどうにも。

 新登場キャラクターがあまりにも少なくて慄いた記憶があります。既に一度嘘予告に登場している魔法少女は二期や劇場版と言った形で嘘予告がマイナチェンジするので見ていて楽しい。

 しかしまあ一旦生き残った魔法少女には死んでほしくないという気持ちがとても強かったので(過去形)読んでいてとんでもなく緊張しました。

 この嘘予告を読んで初めてかの有名な魔王塾生ネームドモブ魔法少女こと「双子星キューティーアルタイル」が「キューティーヒーラースシリーズ」の系列名であることに気付き膝を打ったのはいい思い出です。

 

小ネタ:

スノーホワイト

私、姫河小雪。最近返ってきたテストを見るのが怖い高校三年生。:とあるものの、実際のところACESのスノーホワイトは(推定)高校二年生。

勉強しないで魔法少女活動をしないと世界があぶない!?:QUEを読むに実際危なかったらしいのですが……

『よろず相談魔法少女スノーホワイトAndantino』:三期。相変わらず音楽用語。意味は「アンダンテより速く」

プリンセス・デリュージ

あの人気作が映画館に登場!『劇場版カラフル☆プリティ ピュアエレメンツ』
「リーダー決定バトルロイヤル開催」編:二期ではなく劇場版。上で姫河小雪が嘘予告のなかでは進学しているのに対し、デリュージはまだ「中学二年生」のまま、ピュアエレメンツと共にいるのかあと初見時苦しく思った記憶があります。

シャドウゲール

新番組!『ダークナースdeep』:二期。音楽用語……かと思い込んでいたのですがdeepという音楽用語は無いらしいです、びっくり。単純に英単語としてdeepだろうか

プフレ

新番組!『魔法のお嬢様プフレ 今一たびの微笑み』:二期。音楽用語関係なし。
第一話「魔王軍にスコーンを」:re,liと魔王討伐に定評のあるプフレ。

シャッフリンⅡ

幼稚園バスジャック、水源池への毒の投下、採石場での戦い……。:「幼稚園バスジャック」をした怪人は同ページ内、魔法忍者リップルちゃんにあえなく退治されています。かわいそうかわいい。

ダークキューティー

美姫みたいに戦い続けることなんてできない……。:キューティーアルタイルの人間体名は美姫らしいです。かわいい。アニメ設定かもしれない。

 ブルーベル・キャンディ

 双子の天使、西部劇に出てきそうなガンマン、
白いスクール水着、お姫様、ロボットなどなど……:明らかに無印勢。命をかけてキャンディを切望する人たち。

 プレミアム幸子

好きな食べ物はクッキーともんじゃ焼き! :ラッキーマンOPテーマの歌詞「ラッキー、クッキー、もんじゃ焼き」から(http://j-lyric.net/artist/a000048/l0010d5.html

中野宇宙美

探偵・氷岡忍は、とある密室殺人事件の謎に全く歯が立たず、:ベルっち……

「ねえ、お姉さん。臥龍邸の事件を調べてるってマジ?
よかったらあたしも噛ませてほしいんだけど」:島田荘司著「龍臥亭事件」から?

リップル

突然白い魔法少女が現われて襲いかかってきた!
「ちょっと待って! 魔法少女同士で戦うなんておかしいでしょ!」
「私は魔法少女狩り。リップルちゃん、あなたを狩らせてもらう」:魔法少女狩り…………

次回!『魔法忍者リップルMezzoforte』:三期。相変わらず音楽用語。意味は「やや強く」

 

QUEENS

 

リンク:このライトノベルがすごい!文庫 スペシャルブログ : 『魔法少女育成計画QUEENS』12人のプク・プックたち

 

所感:狂ってる! よく見るとタイトルから狂っている!! 12人のプク・プック様のかわいさがもうごりごりと12人分連続で頭の中はプク・プック様ばんざいです。恐ろしい。

 これまでの恒例行事的な嘘予告自己紹介をはちゃめちゃに破壊するプク様、見た時震えるほど恐ろしく、しかしマルイノ先生の手によってデザインされたプク様のかんばせ(高画質)の破壊力はすさまじく、怖いような悲しいような嬉しいような、本当めちゃくちゃな気分になったことをよく覚えています。

 各人の生きている証、意思や信念というものをそのかわいさでもって上から押し潰してしまう、魔法少女達全員の物語を笑顔で塗りつぶしてしまう「プク・プック」という魔法少女の恐ろしさを端的にあらわしているのがこのページだと思います。ちなみに最初の更新ではレーテさまが存在しておらず、

 

 ↓

 

 という感じで、1日の時間を経て真打登場かのごとくレーテさまの自己紹介が追加されるという演出が有りました。これすさまじく格好良かった……。嘘予告自己紹介を見てきた中では最高潮にテンションが上がった気がします。

 

小ネタ:

プク様に改変される前の自己紹介元は、上からACESスノーホワイト、ACESデリュージ、ACESシャドウゲール、ACESプフレ、シャッフリンⅡ、ダークキューティー、ブルーベル・キャンディ、アーマー・アーリィ、CQ天使ハムエル、グラシアーネ、うるる、マナです。

文章の改変にも妙に気合が入っていて本当に怖いのにかわいいプク様は本当にかわいいです。「オスク派は踏み潰す」大好き。

 

breakdown

 

リンク:このライトノベルがすごい!文庫 スペシャルブログ : 『魔法少女育成計画breakdown』5人の魔法少女

 

所感:本来なら1月中に連載開始予定だったbreakdownですが、諸々の事情で1/31に

 とのお言葉と共に嘘予告自己紹介が公開されました。嘘予告自己紹介ページ内にも色々切実感が滲み出ててヒッとなります。遠藤先生無理しないでほしい。

 5人ということでページの文章量も控えめ。しかしいつにも増してとんがった嘘予告が多い気がするのは欲目でしょうか。「私達羊は搾取されている! 今こそこっそり立ち上がるべきだ!」とか明らかに見てはいけないものを見てしまってる風のドリーミィ☆チェルシーちゃんとか異世界転生マーガリートさんとか『恋と悪魔と死神と』でなんとびっくり共演を果たしている恋々ちゃんとネフィーリアちゃんとか。

 今まで同じ番組の次回予告を担当した魔法少女が物語開幕以前から何かしらの関係性を持っていなかったためしは一度たりと無いので恋々とネフィーリアの関係性に今から大期待です。いやー天使型悪魔と死神モチーフからして絶対楽しいんですよね……。色々楽しみですF2P。のんびり待ちます。

 

「黒」

 

リンク:このライトノベルがすごい!文庫 スペシャルブログ : 『魔法少女育成計画「黒」』16人+αの魔法少女たち

 

所感:かなり……かなり久しぶりの真っ当な嘘予告自己紹介!! と思ったけどbreakdown以来と思うとそんなに久しぶりでもないな。「黒」のキャッチコピーはなんなんだろう。「一つの学級に集められたエリート魔法少女たちを待つ運命は?」かな? 登場前からエリート確約なのすごい。

 

 アーマー・アーリィ的存在の登場はとらのあなの特典ポストカードでチラ見えしていたので知っていた衝撃でしたが、アーク・アーリィに名前を変えているのはびっくりした。アークだけにアーマー族の首領で私達の知っているアーマー・アーリィとは別個体とかだったらどうしよう。あとなんでドリル・ドリィと紙面分割なんだろう……。

 

 個人的に一番衝撃だったのはサリー・レイヴンの予告がキューティーヒーラーだったところですね!!! 新キューティーヒーラー!?

 新といえば推定新地球ベース人造魔法少女ことプリンセス・ライトニングが爆誕してたのもびっくりした。いやプリンセス系列だとは思ってたけどこんなに次回予告でがっつりピュアエレメンツの世界に関わってくるとは……。

 

 

小ネタ(?):

カルコロ

新番組!『マジカルソロバンガール』
第一話「なんという足」
腕の骨が折れても、私はあきらめない!:ブラックジャックネタらしい。本当は足ではなく舌だそうですが……。

テティ・グットニーギル

「漸魔の手」:物知りみっちゃんの「無手の兇手」っぽくて好き
第一話「ご注文は悪魔祓いですか」:今となっては監督繋がりのごちうさネタ。
魔王であろうと倒してみせる。:強そう

ドリル・ドリィ&アーク・アーリィ

五年前、首都を灰燼に帰した帝国紛争。:グリアド帝国に勝ってたんだ……
劇場版『アーマードマジカルガール』!:2期ではなく劇場版になってる

メピス・フェレス

第一話「もっと光を」:メフィストフェレス繋がりでゲーテの最期の言葉とされる「もっと光を」。

クラシカル・リリアン

神域の泉を通して外界を監視していた新米女神クラシカル・リリアン。:泉……女神……

プリンセス・ライトニング

「黄金の雷光! プリンセス・ライトニング!」:口上もピュアエレメンツ。
次回!『カラフル☆プリティ ピュアエレメンツ』
第十五話「闇のピュアエレメンツ登場!」:第十一話「新たなる戦士」でプリズムチェリーが出てきてるので追加戦士後少ししてから敵陣営キャラが出張ってきてて楽しい。続きが気になる

サリー・レイヴン

私、鳥原サリー。鳥のことが大好きな中学二年生。:本名だろうか。中学生ですよという触れ込みの「黒」の嘘予告でちゃんと中学生自称してるのはサリーだけです。
新番組!
『キューティーヒーラーエンジェルフェザー』:初めて見るキューティーヒーラー番組名。

ランユウィ

金魚少女育成計画:はい

スノーホワイト

私、姫河小雪魔法少女活動を怠けつつ、
なんとか希望していた大学に合格することができました! やったー!:アニメの姫河さん大学合格できたんだ……
あなたはマスコットキャラクターのヒョロぽん! どういうこと!?:どういうこと!?
新番組!よろず相談魔法少女スノーホワイトda capo』:四期。長寿アニメだ。相変わらずの音楽記号。意味は「初めから」。不穏
第一話「中学生からrestart!?」:restart。トリの紹介なのに最終話ではないのはレーテ様以来ですね。
誰かわたしを助けてー!:こわい

 

 以上。