すふぉるつぁんど

主に遠藤浅蜊著「魔法少女育成計画」シリーズについて書き残していくブログです。

朗読劇魔法少女育成計画「double shadow」観ました

 

 観ました!(全通)

 面白かった!!!!!

 


 というのが第一の感想です。まず何より、面白かった……! 素晴らしい舞台だった! 良かった!

 プフレとシャドウゲールが主演となる舞台が観られるという告知が出た2023年10月からこっち、期待の中に不安がなかったかと言えば嘘になります。過去が語られるということは可能性が収束するということなので。

 第一回朗読劇である「unripe  duet」が発表された時も、森の音楽家クラムベリーの過去について書き下ろしの物語で明かされるのが楽しみでありつつ、どうしてもやっぱり緊張もありました。

 そして今回朗読劇にて過去が語られる対象は、自分が「魔法少女育成計画」シリーズで最も好きな魔法少女ペアであるプフレとシャドウゲールであり……当然その緊張感もひとしおでした!


 ですがそんな不安も初回の土曜昼公演が終わる頃には吹き飛んでいました。毎度素晴らしい声優様方の演技(書いておきたいことが本当に色々あるんですが細かい内容はまた別のエントリで)、回を追うごとにパワーアップしているのではと感じるアンサンブルの方々のパフォーマンス、プフレとシャドウゲールの関係について更に掘り下げるような展開、想像以上に因縁持ちだった二人の新キャラクター、そしてタイトルにもなっている光と影というモチーフの取り入れ方! 全部面白かった!!

 これまでの第一回第二回の朗読劇も無論楽しく観劇していたんですが、今回の第三回では朗読劇でのストーリーの中に、朗読劇らしい話のまとめ方だと感じる部分とは別に、自分にとっての魔法少女育成計画の好きな要素であるところの「通りの気持ちよさ」を感じる瞬間が確かにあり、その衝撃と余韻に未だ浸っています。良かったな〜〜……。

 


 しかしこのdouble shadowという物語、ものすごく感想が書きにくいんですよね!

 原作小説を購入されて読まれた方ならよくお分かりかと思うんですが、今回の朗読劇は原作小説版と朗読劇版でストーリーの展開が大きく違うというか、それどころの話ではないというか、クリティカルな要素が幾つか異なっているために、特にクライマックスが全く別味と言っていいような内容になっています。

 そして……これが一番難しいところなんですが、実際どちらも観て/読んでみて、自分は朗読劇版と小説版のどちらにも固有の魅力を感じたんですよね。だからこそ感想を書くのが難しい!

 

 自分がこんなに難しい難しいと煮え切らない感じになっている部分についても、今後どうにか言語化できたらいいんですが。

 少しずつ整理されては来たものの、未だにdouble shadowの媒体間の展開の差異についてはちょっとまだ自分の中での完全な嚥下が難しい……! の気持ちが強いです。それはそれとして強調しておきたいのは本当に素晴らしい朗読劇だったということです。


 double shadowの2種類の展開については、自分にはうまく一つの感想にまとめるのが難しそうなので、まずは朗読劇版と小説版で分けて感想を書こうかと思っています。そこから朗読劇版と小説版を経た上でのこの「難しい」の感情について振り返れたらいいなという感じ。

 そして同時上映こと「青い魔法少女の自己主張ver.2」の(とその中でのアドリブ祭り)のことも書いて自分の感想を記録しておきたい……んですけど、まず先にdouble shadowについて書いておきたい! 記憶が熱いうちに!


 と言う訳でもう少し落ち着いたらまず朗読劇版の感想を書こうと思います。よかったらよろしくお願いします。