すふぉるつぁんど

主に遠藤浅蜊著「魔法少女育成計画」シリーズについて書き残していくブログです。

breakdown18話感想

 

 あけましておめでとうございます……と言うには少し時間が経ちすぎてしまいました。ともかく2019年初の更新です。今年も魔法少女育成計画のことを書いていきたいです宜しくお願いします。ひとまず新作の正規告知がばばんと来てくれたら嬉しい。

 という感じでbreakdown18話の感想です。18話はめまぐるしい視点の切り替わりが印象的でした。だらだら書いてたらわりと長くなってしまった。

 

 

ミス・マーガリート

 

「見覚えのあるもの」とは統太くんの投げた灰色の実だったんですね! これによりマーガリートさんが速やかに女神を迎撃する姿勢を整えることができました。統太くんえらい。

 17話では何が飛んできたのか気になる引きでしたが、準備する間もなく女神が飛んできた……というわけでなくて本当に良かった。

 

 考えてみるとここは、チェルシーが片斧を封じて、女神の爆発飛行を不可能にしたからこそ発生した時間の猶予だったのかもしれない。人間が投げようと思いついて投げてキャッチして食べて飲み込んで変身するまでの工程をフランチェスカが飛来するまでに済ませるのって、5秒が永遠的な長さとされる魔法少女的時間感覚だと結構厳しいんじゃないかと思ってたので。

 

 

 なんやかんやでクランテイルと協力して速攻で逃げに回ったマーガリートさんですが、ここの描写がまあ素敵だった。マーガリートさん視点は経験に裏付けされた冷静な戦況眼と、その裏で確かに垣間見える人間性や誠実さとがあって、18話でもそれが十二分に楽しめました。

 ところで騎乗して子供二人抱えた状態で巨大化したスカンクの背中の模様を上から見て、スカンクだこれ! って一瞬で気づけるマーガリートさん地味にすごくないですか? 騎乗して子供二人抱えた状態で巨大化したスカンクの背中の模様上から見たことないのでどんな風に見えるのかわからないんですけど……。クランテイルとマーガリートさんの連携は色々すごい。

 

 女神は変身を解除した魔法少女を認識していないのか。それとも「完全に魔法の力を失い、魔法少女に変身することができない状態」ならば認識できないのか。

 

 ここなんか特にマーガリートさんならではの慎重さというか、可能性の検討が丁寧だなと思います。

 breakdownのギミックに関して、マーガリートさんの視点内で特に興味深かったのはもう一箇所あって、

 

と、不意にぼんやりとした違和感を覚え、短く息を吐き、吸った。覚えのある感覚だった。マーガリートは統太の懐へ手を差し込み、そこから灰色の実を二つ取り出し、一つは半分を齧り、もう一つはクランテイルの顔に向かって差し出した。

 

 ここ! ここの「ぼんやりとした違和感」なんですけど、ひょっとしたらbreakdown6話でマーガリートさんやチェルシーが感じていた謎の「ここに居るという気がしない」ような他人事感のことだったりしないでしょうか。(参照:breakdown6話感想 - すふぉるつぁんど

 魔力を吸収されることで魔法少女の姿を維持するのが難しくなる、つまり、今回のマーガリートさんの地の文を引用するならば魔法少女特有の体感時間、意識の鋭さ、恐怖心の薄さ」が揺らぐことによる瞬間的な見当識喪失というか、現実との距離感を掴み損なう瞬間があったりしたら面白いなあと思います。この説だと統太くんも似たようなぼんやり感覚に陥っていることに関しての説明がつかないんですが……まあ魔法少女精神バフに支えられていない人間の少年なら、非現実感を覚えてても別におかしくないんじゃないでしょうか??(雑)

 

 以前からの描写と関係があるかどうかはともかく、魔力切れの予兆をマーガリートさんが「違和感」として認識できているのは大きいなと思います。沼地ではそれに気づかなかったために沼に落ちて危うく死にかけたわけですしね。

 

ネフィーリア

 

 単独行動している!魔法少女のままうろついてるといつフランチェスカが降ってくるかわからなくて怖い。そしてネフィと別行動になった恋々の無事も怖い。「怪我人にも病人にもそれぞれ介護は必要だ」って言ってるとこちょっと笑ってしまった。

 

 ネフィーリアの持つ恋々の弓矢がどう生かされるのか? という部分は怖くもありわくわくもありといった感じです。

 しかし「魔法のアイテム」単体として切り離された矢を見ていると、もしも恋々が死んで恋々の弓矢が残った場合、メロメロの処理はどうなるんだろう……とか考えてしまいます。プキン剣ほどとは行かずとも十分厄介アイテムの素質がある。

 

 

 そして、ネフィーリアの魔法がマイヤさん以来に活きる時が来ました。

 られ子の死体の声を聴くことで、ナヴィが謎の「歯車」をられ子にどうにかさせたらしいということ、そしてそこにナヴィの空飛ぶ絨毯が関連しているらしいということを知ったネフィーリア。すごい。死人に口なしを完全に無効化しているなぁ。

 この情報をネフィはどう活かすんだろう。恋々には飛行能力があるので、推測の行き先次第では絨毯を探して掻っ攫ったりも目論める……のかもしれません。掻っ攫ってどうするんだって話だけど……。

 

 そして本館でフランチェスカと戦ったのはられ子一人ではなく、ドリーミィ☆チェルシーもどこかの瓦礫に埋もれているはず。

 黒斧フランチェスカの一撃で重傷を負ったドリーミィ☆チェルシーが生きているにしても死んでいるにしても、それを発見するのはネフィーリアになりそうです。

 

らぶみー恋々

 

 放火以降の待望恋々視点!

 ネフィ視点だと見事に全部なかったことになっているなあ~という感じだった恋々さん、一応(18話を読むまでは)内心でアグリの死をきちんと認識した上で触れないでいる可能性もないわけではなかった……んですけど。18話の視点開放を読むに……見事に全部なかったことになっている!

 いや全部というのは嘘で、恋々はアグリを含む母親の死を「認識しない方が良い」ということをちゃんと認識しているし、加えてネフィーリアが「家族」であるということは恋々の中で維持されたままなんですね。いや恐ろしいバランス感覚だ……。

 

 恋々は本当に異様なバランスの保ち方がすごい。どういう経緯でネフィと家族になり、なぜこのような状況になってしまっているのかに関して……恋々は全く触れようとしません。「ネフィーリアは無茶をする。放っておくと本当に驚くようなことをする。だからあんな大怪我を負ってしまった」というなんとも曖昧模糊とした表現で終わってしまっている。

 それは家族になる過程に別の家族の死があるからです。過去に存在する、アグリを含めたあらゆる家族の死から目を背け続けた結果、恋々視点の地の文は……かつてなくいびつなものとなってしまっています。は~~楽しすぎる。もう十行に一回くらいの頻度で異常が差し込まれてくる。

 

 クラリッサは口を開きかけ、恋々はそれを遮るように彼女の手を握った。

「頑張りましょう」

「ああ……うん」

「お母さんのためにも」

 クラリッサの表情がより歪んだ。(略)

 

 そして、そんな危うくも危うくない恋々の歪みが何に繋がったかといえば……クラリッサの悲しそうな顔と最期の想いでした。そんなことある!? いや……すごかった。なんだったんだあれ。

 

 これは少し曖昧な話になりますが、フランキスカフランチェスカの特性・真価を知らないままだったクラリッサが、知らないまま「まず間違いはおこらない」と考えてフランチェスカと相対すれば、死ぬないし瀕死の重傷を負うことは当然の道理だったかもしれません。

 しかし、クラリッサが今際のきわで抱いた「お母さん」への想いが、恋々のぼんやりした譫言によってかき乱されてしまっていたのは当然でも道理でもなんでもない。事故です。大事故としか言いようがない。

 

 breakdownを巡り巡って絡まった「家族」「お母さん」という単語のもたらすものの一つが彼女の最期というのは、何とも……どうしようもない。

 アグリが死んでなければ恋々ももう少し「お母さん」の像をしっかり結べていて、声を上げたりしなかった……のかもしれないけれど。今となっては詮無いことですね。

 

 

 らぶみー恋々の安定した情緒不安定の不気味さと危険性(?)については再三触れてきたんですが、こんなアクロバティックな刺さり方するのはさすがにちょっと予想してなかったというかクラリッサもらい事故だよ本当に! らぶみー恋々のやることなすことでみんなが困っている。笑顔になっちゃうな……。

 

パステルメリー

 

 育毛剤を飲んだメリーはどうなってしまうんだろう。魔法使いの作った育毛剤なら魔法少女にも効果があるんでしょうか? ……という部分も心配なんですが、メリーの精神状態も気になります。

 

 震えていたのはただ怖かったと言うだけではない。とても怖いという大前提がまず有って、メリーごときがチェルシーを助けに出ても意味はないという無力感、意味はないから行かないでいいんだと安堵している自分に気付いた絶望感、シェパーズパイに続いてチェルシーにまで手を出した女神への怒り、よくわからないものを作っておいて制御できないままにしたサタボーンへの憤り、その他様々なものがごっちゃになって心の中をいっぱいに満たし、それどころか零れ落ちながらぐっつぐつに煮えていた。

 

 ここ。良いなぁ……。いつものことながら魔法少女育成計画の捻れた内面描写が好きです。

 今のところラギさんのお手伝いをしているメリーですが、彼女の魔法が、そしてこの煮えた精神が何らかの方向に活躍する日が来るのでしょうか。

 

 あと「羊飼いモチーフも当然あるけどどっちかというと画家モチーフなので羊の制御が苦手」的な言説は自己正当化っぽいとはいえ面白かったです。ラギさんの助けにもなってたし。複数モチーフの兼任ということに関してはあまりはっきり考えたことがなかったかもしれない。色んな魔法少女について考えるのが楽しい。

 

再登場魔法少女

 

クランテイル

 まずクランテイルについて。視点がないながらに楽しいクランテイル回でした。

 クランテイルが灰色の実を得て変身したことについて、「大きなものがむくりと身体を起こした」と表現されるのすごく動物的というか、存在の圧力のようなものを感じて良い。

 この後の変幻自在騎乗クランテイルシーンでもそうですが、クランテイルのサイズ感も魔法も描写も精神も大好きです。「思い切りの良さが魔法少女の形をしてそこにいたようなものだ」とかマーガリートさんに言われてるのはちょっと面白かった。

 

 18話のクランテイルといえばもうスカンクなんですけど、これを読んで何を思い出したかといえばrestartの最終盤、プフレ&シャドウゲールVSクランテイル戦でした。

 あの戦いでクランテイルは、キリン→トラになることで高低差攻撃を繰り出しましたが、その後ワニに変化し身体の位置が低くなったことによってプフレに手を取られ、指をベキボキにへし折られます。restart当時はそんな風に、変身による高低差を活かすも同時に敵に利用されていたクランテイルが、breakdownでは高低差で敵の攻撃を回避した上に攻撃の起点に繋げている!

 一度してやられたことを踏まえた上での明確な成長です。すごい。

 

 スカンク後に変化した、牛なのか鹿なのか山羊なのか謎なクランテイルの変身形態はなんなんだろう。『速さ』という点でクランテイルの魔法が活用されるのは意外に新鮮な気がしましたが、そういえば嘘予告ではレースしてたんだった。

 

 

フランキスカフランチェスカ

 次はフランチェスカについて。18話で一番びっくりしたのはフランチェスカの学習能力はサタボーンの用意した『穴』だった」というところでした。穴が大きすぎでは!?
 個人的『穴』候補だったのは変身解除でフランチェスカをやり過ごせることだったんですが、学習能力の方だったとは……。あまりにも(読者的には)当然のことだったので、クラリッサが知らない素振りを見せた時にぎょっとしてしまった。

 一度接敵してしまえばすぐわかることなんですが、接敵して生き延びるのも難しいことで。経験により情報のグラデーションが生じているのが、すごくこうもどかしいというか、視点が変わるごとにそれぞれの考えが全然違ってて面白い。

 

しかし一番女神の内部情報に通じてると思ってたナヴィ陣営がこうなるのか。サタボーンさん怖い人だ……。

 穴により死んでしまったとはいえ、クラリッサが今回もたらしたものは非常に大きかったように思います。絶望的とされていた対フランチェスカ戦線ですが、あのホムンクルス特効剣をマーガリートさんが拾えたら結構優勢まで持っていけるんじゃないだろうか。拾えたら……。あとはラギさんが画策してるあれこれとかもフランチェスカに何かしら有効だったりするんだろうか。

 

 ところで18話以前だとマイヤさんが早々に殺されてしまったのが惜しくてなりませんでしたが、られ子の杖道をインストールしたフランチェスカの暴れっぷりを見るに、もしマイヤさん版師範代杖道フランチェスカが学習してたら……今よりもっと手がつけられなかったんじゃないだろうか。マイヤ杖を装備して真穿魔連発するフランチェスカさすがに駄目だと思う。

 なので18話を読んで、マイヤさんが早々に死んでしまったのはとても残念だけど、逆に善戦してなくてよかったのかもしれないな……という混乱した思いになりました。

 

 

曲岡統太&イオール

 続いて統太&イオールの二人について。まずフランチェスカの来襲を察知して、即座に灰色の実を投げた統太くんとても偉い。これはイオールが見つけて収穫した低地の灰色の実なんだろうか。スライディングイオールのこと思い出して微笑ましくなりましたイオールも偉い。

 二人がスカンクテイルの煽り食らってないだろうかというところは致命的に心配ですが、そこはまあマーガリートさんが抑え込んでたから吸わずに済んだのかな。普通のスカンクでも臭いヤバいらしいのに、マジカルスカンクだと余波ですら大変なことになりそう。風下に七谷さんとか居ると危ない。

 

 人間の存在を認識できないフランチェスカなので、クラリッサの遺品である対ホムンクルス特効ソードを拾って後ろから刺せばあるいは……と思ったんですが、フランチェスカはられ子の使ったマイヤの遺品こと魔法のアイテムである杖を拾って自分のものにしてるんですよね。

 拾って使えるということはつまり魔法のアイテムの存在を認識できているということになるので、フランチェスカが杖と剣に同じ処理を行うのであれば)そうそう上手いこと片付いてくれる相手ではないのかもしれない。

 

 

ラギ・ヅェ・ネント

 次はラギさんについて。ラギさんによって、灰色の実の木が燃えたらヤバいということがついに明言された。そりゃヤバいですよね。恋々。

 燃えちゃった木々はともかく(?)、メリーによってひらめきを得たラギさんがなにか面白そうなことをやろうとしている! 女神モチーフのフランチェスカに対して「モチーフ。神だ。神を作る」という推測が入ってくるのわくわくするなあ。

 魔法の国における神的存在といえば、「始まりの魔法使い」、およびその弟子の三賢人。サタボーンの計画はどのようなものだったんだろうか。あのフランチェスカ大暴れが本当に計画の末端というか本懐の外でしかなさそうなの恐ろしい。

 

そして外に出るということは安全地帯から出るということで、あとは本館周辺にいるネフィと合流する目もある……のかもしれない。

 フランチェスカ9体をエネルギーに戻すとして、ラギさんはそれを生命維持以外にどう使うんだろう。サタボーンさんの思惑も、ラギさんの思惑も、色々共々気になります。

 

 

 七谷小鳥&メイ

 そして七夜小鳥七谷小鳥さんと亀のメイについて。

 メイに意識がある!(非常に曖昧な表現)……というのはまあ一応は今に始まった描写というわけでもなくて、limitedの時点で亀に戻っても随意で変身できていた(変身したい・したくないという意思がある)んですが。

 それにしてもよりはっきりとエジプトリクガメのメイとして居る時点で「テプセケメイ」の意識が連続しているように見える様子が確認できました。

 

 動物魔法少女は、魔法少女になることで音声言語・発話能力を習得していたり、動物に戻ってからも意識が生じているようだったり……人間魔法少女にはない変化が生じているように思えます。

 テプセケメイの知性が亀の肉体に収まっている可能性を思うとちょっと不思議なような怖いような。亀より圧倒的にできることが多い魔法少女体に価値を感じていたふうのテプセケメイでしたから。もはや「どう殺すんだ」的タフさを有しているメイなので変身解除してる状態が一番危ういというのもあり、やっぱり亀のメイを見てるとドキドキする……。

 

 でそのメイと通じ合ってる七谷小鳥さん。「7753はもう誰にも死んでほしくないし、死にたい人もきっといない」という切実な独白はああlimitedを経てるんだなあと思わされる。小鳥さんが感知した「大きな音」は恐らく女神がチェルシーに振るった一撃で、そちらに向かおうということなので……小鳥さんも本館周辺にやってくることになりそう。じわじわ人が集まろうとしている。

 そして……小鳥さん&メイが本館に向かうということは、小鳥さんとメリーが合流できる可能性があるということであり、つまり小鳥さんの手にゴーグルが戻ってくる可能性があるということです! ついにか!? 次回以降も緊張ですね。

 

 

クラリッサ・トゥースエッジ

 最後にクラリッサ・トゥースエッジについて。クラリッサは18話で退場です。改めてむごい。恋々!!!

 クラリッサを襲った事故の悲惨さはともかく、ここでナヴィとクラリッサが、クラリッサのお母さん、すなわちナヴィの妹を救うために色々頑張っていたということが明かされました。うわー。このことを知った後でbreakdown12話の

「ナヴィの家族は?」
(略)
「一人、な」
「クラリッサか?」
「ありゃ家族ってよりか親戚だな。妹の娘だ。姪だよ」

 や、続く13話の

誰もが目を背けるような汚い手を使い、同じ境遇の被害者さえ踏みつけにし、それでも絶対に目的を果たすんだとヘドロに塗れ後ろ指をさされて邁進しなければ「立派な魔法使い」などとはいえないのではないのか。

 あたりを読むと一層興味深い。「同じ境遇の被害者」という言葉はナヴィの妹と同じ境遇の人がいるという掛かり方だったりするんだろうか。

 

 クラリッサの言う「奥の手」は恐らく対ホムンクルス特効バターナイフだったようでしたが、バターナイフを振り回すにあたって、「噛み締めた木片を吹き散らすことによる位置情報の詳細な把握」という新たな魔法の活用も見られて個人的には満足でした。こういう活用はラインパウダーを振り回してた宇宙美ちゃんを思い出しますね。相手がフランチェスカでなければもっと嵌ってたんだろうか。

 

 ところでここのクラリッサVSフランチェスカの戦闘シーンなんですが、ミス・マーガリート視点と同様の「行動の密度が高すぎてフランチェスカの定型セリフが切れ切れに書かれる」という処理がされているんですね。

 ただマーガリートさんのほうがセリフの区切りが細かくて(クラリッサ視点では「それとも銀の/斧ですか」、マーガリートさん視点では「それとも/銀の/斧で/(ここでクランテイル発進)」、つまり戦闘能力に優れているマーガリートさんのほうが、短時間にやれることや巡らせる思考の量が多いのかなと感じました。クラリッサ本人も言うような「歯であり牙ではない」という在り方がこのあたりの違いになっているのかもしれない。

 

 クラリッサの死を知ったらナヴィさんどうするんだろうなぁ。この剣の存在については色々と納得したり不安になったりします。

 ホムンクルス的存在、およびホムンクルス素体魔法少女を御すための魔法の道具があるのなら、やっぱり地球産魔法少女に対するストッパーもきちんと実在してるんじゃないだろうか。今まで心臓麻痺くらいしか出たことないけど。

 

 

 はー登場人物が多いとただでさえごちゃごちゃする感想文が一層ごちゃごちゃする。感想は以上です。推定レーテ様情報もあって充実の18話でした。